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阪急うめだ本店で石川県物産展 売り上げ3パーセントを県に寄付

老舗和菓子店「森八」の上生菓子

老舗和菓子店「森八」の上生菓子

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 石川県の食と工芸を紹介する催事「旨(うま)し、美し。金沢・加賀・能登展」が1月11日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階催場で始まった。

石川県の食や工芸など約70店が出店する会場

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 毎年1月に開催する恒例の催事で、今回で39回目を数える。同店によると、1月1日に発生した能登半島地震の影響で開催するかどうかを検討したが、出店者の多くが参加の意向を示したことから予定通りの日程で開催を決定したという。被害の大きい珠洲市、輪島市、能登町の7店が出店を見合わせたが、約70店が出店。会場売り上げの3パーセントを石川県に寄付するほか、同階に3カ所の支援金募金箱を設置する。

 創業約390年の老舗和菓子店「森八」が、県産のブドウ・ルビーロマンや味平かぼちゃ、能登大納言など特産品を使った「プレミアム上生菓子」(4個入り=2,484円、各日50個)を同催事限定で販売する。イートインは、フレンチの要素を取り入れたデセール(皿盛りデザート)を提供する「パティスリー ローブ 花鏡庵」と職人が客の目の前ですしをにぎり一貫ずつ提供する「鮨(すし)きしん」の2店が出店する。

 赤の色絵の具「べんがら」を使い、器全体に細かい模様を描いた「赤絵細描(さいびょう)」の九谷焼や、色鮮やかな絹糸で幾何学模様を施した「加賀てまり」など伝統工芸品もそろえる。山中漆器を手がける「我戸幹男商店」は、正規品として販売できない商品にある木の筋や製作工程で付いた傷にチョークで印を付けて説明し、通常の半額で販売する。

 同催事を2011(平成23)年から担当する同店・企画担当の田中庸也さんは「何人もの職人で作り上げる伝統工芸品のすばらしさや新しくオープンしたスイーツ店など、さまざま石川の魅力に触れてもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。1月17日まで。

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