フリーマーケットイベント「北浜蚤（のみ）の市」が4月23日・24日、「中之島LOVE CENTRAL」（大阪市北区西天満2）横の屋外スペースで開かれる。

地下のギャラリーで開催していたころの様子

　仕事を通じて知り合いだった、建築・インテリアデザイナーの三宅右記さん、商業空間の企画やインテリアコーディネートなどを手がける河崎杏奈さん、宿泊施設やカフェ運営に携わる間宮菜々子さんの3人が2018（平成30）年に始めた同イベント。

　仕事や趣味を通じて知り合ったスタイリストやクリエーターの私物や作品を販売する目的で企画し、3人が働く北浜のシェアオフィス地下にあるギャラリーを借りて開催したところ、個性的な品ぞろえがSNSなどで話題となり約600人が来場した。2018年は3回、2019年は5回開催し、2019年12月の7回目には1600人が来場するほどの人気ぶりとなった。出店者からも「よく売れる」と好評で、客一人当たりの平均購入額は3,000～5,000円という。

　その後、新型コロナウイルス感染症の拡大のため地下のギャラリーでの開催を断念し、2020年10月の8回目は「中之島LOVE CENTRAL」横の屋外スペースでの開催となった。会場は屋外空間でありながら阪神高速道路の下で雨をしのげるロケーションも良く、30～50代の女性を中心に約8000人が来場した。9回目となる今回は古道具、家具、古着、ジュエリー、焼き菓子、パンなど55店出店と過去最多を予定する。

　「北浜蚤の市」の開催日には近隣飲食店への波及効果もあることから、今回は来場者に配布するマップに近隣飲食店などのQRコードを記載し積極的に地域への還元も目指す。「北浜を代表するイベントになれば」と三宅さん。今後、年2回程度の開催を目指す。

　開催時間は11時～17時。入場無料。