大阪・堂島リバーフォーラム（大阪市福島区福島1）で7月6日から、計約8000匹の金魚が泳ぐ水槽アートの展示会「アートアクアリウム展～大阪・金魚の艶～＆ナイトアクアリウム」が開催されている。主催はアートアクアリウム大阪実行委員会（朝日放送、メ～テレ、広島ホームテレビ）。

約1,000匹の金魚が泳ぐ金魚鉢「花魁」（関連画像）

　2007年に東京で世界初の展覧会を開催して以降、累計約600万人を動員した同展。大阪での開催は5回目。「アートアクアリウム」分野の第一人者、木村英智さんがプロデュースする。

　アートアクアリウムとは、アート・デザイン・エンターテインメントの3要素を「アクアリウム」と融合させたもので、生き物を泳がせた水槽に、さまざまな色の光を当てるなどをした水中アートのこと。

　過去最大規模となる屋内会場の1階に展示スペース、2階には全体を見下ろせる鑑賞エリアを新設した。「宇宙」がテーマの新作「Beautiful　Japan　of Universe」を展示した200平方メートルの空間では、水の流れる音や、青や紫の光を当てるなどの演出を楽しめる。地球に見立てた球体の水槽などもあり、複数の水槽を展示する。

　そのほか、大阪初公開となる5段の水槽を2000匹の金魚が泳ぐ「華魚繚乱（エレガンスダンス）」や、三角柱の水槽40個が合体した高さ2.4メートルの「インフィニトリアム」も展示。

　期間中、毎日17時以降は、「月桂冠」とコラボレーションし、お酒を飲みながら、作品を鑑賞できる「ナイトアクアリウム」へと変わる。土曜と連休中日の夜にはDJパフォーマンスのイベントも開催予定。

　プロデューサーの木村さんは「2階席から見える新作は、これまで培ってきた映像技術の集大成。多くの人に見られながら泳ぐ魚を、人々の心に残るものしたい」と話す。

　開催時間は、日曜～金曜＝11時～21時（土曜・7月17日・8月11日～14日は23時まで）。入場料は、大人＝1,000円、小学生以下＝600円、3歳以下無料。9月5日まで。