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イーマで京都精華大生のアニメーションを上映-投票で映画館上映も

1階多目的ギャラリースペース「ディーバ」で開催中の「イーマ・アカデミックス」第2弾「ジャパン・アニメーション」

1階多目的ギャラリースペース「ディーバ」で開催中の「イーマ・アカデミックス」第2弾「ジャパン・アニメーション」

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 梅田の商業施設「E~ma(イーマ)」(大阪市北区梅田1、TEL 06-4796-6377)で2月8日、産学連携プロジェクト「イーマ・アカデミックス」の第2弾「ジャパン・アニメーション」が始まった。会場は1階多目的ギャラリースペース「ディーバ」。

作品を上映するモニターと絵コンテ

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 ギャラリー開設当初から若い才能のインキュベートを目的に掲げていた同スペース。これまで若手クリエーターのアート作品展示などを行ってきたが、今年は学生と企業のコラボレーションをテーマに展開する「イーマ・アカデミックス」プロジェクトも開始した。

 「ジャパン・アニメーション」をテーマにする今回の展示は、「アニマトリックス」「鉄コン筋クリート」などのアニメーション作品、宇多田ヒカルさんのミュージック・クリップや「ナイキ」のCMを手掛けるクリエーティブ集団「STUDIO4℃」と、国内で初めて開設されたマンガ学部の主力学科「京都精華大学アニメーション学科」がコラボ。同校では、イーマ上層階のシアター「梅田ブルク7」で表彰・上映が行われるグランプリ作品を目指し、約1年前から卒業制作として取り組んできた。

 同企画には学生作品30本がエントリーされ、イーマや梅田ブルク7、「鉄コン筋クリート」のマイケル・アリアス監督らが事前に審査を行い、優秀作品5本を選出した。審査については「専門家が見たら違う評価もあるかもしれないが、ストーリーとしての面白さとテクニックとしての見せ方、一般目線で見やすいものを選んだ」(イーマヘッドオフィス担当者)。選ばれた5作品は会場で上映し、来場者の一般投票でグランプリを決める。「会場には作った過程や苦労した点などが書かれたパネルも展示しているので、併せて評価してもらえれば」

 今月25日には「STUDIO4℃プレミアム上映会『鉄コン筋クリート アフター・ザ・カタルシス』」を開催。映画未公開メイキング映像の公開や、一夜限りの「鉄コン筋クリート」リバイバル上映、マイケル・アリアス監督と京都精華大学出身のSTUDIO4℃坂本拓馬CGI監督のトークセッション、「イーマ・アカデミックス」グランプリ作品の発表、上映を予定する。「若手クリエーターや『鉄コン』ファンなど、さまざまな人に興味を持ってきてもらえれば」と担当者。同上映会に100組200人を招待する。応募方法は「イーマ」のサイトで確認できる。

 開催時間は11時~21時。投票は今月22日まで、公開展示は27日まで。

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