阪急うめだ本店（大阪市北区角田町）8階に4月12日、新フロア「GREEN AGE（グリーンエイジ）」がオープンした。

世界初出店の「STELLA’S WORLD by Stella McCartney」

　2012（平成24）年から展開していたスポーツファッション売り場「イングス」を改装しオープンする同フロア。都市部で生活する30代～40代のファミリー層をターゲットに、「人と自然の共生」のテーマに沿った商品の販売や体験イベント、商品のサービスなどを提供する44ブランドが出店する。売り場面積は約2300平方メートル。

　4月12日にオープンするのは、ラグジュアリーブランドやアウトドアブランド、雑貨店など34ブランド。目玉は、イギリスのファッションブランド「ステラ・マッカートニー」が監修する世界初の体験・実験型コンセプトストア「STELLA’S WORLD by Stella McCartney」。ビーガンスイーツやバナナ、アサイーなどの果物と野菜を使ったスムージーなどをカフェスペースで提供するほか、同店限定のTシャツなどアパレル商品も販売する。

　ラグジュアリーブランドは、「PRADA（プラダ）」や「Chloe（クロエ）」、「MIU MIU（ミュウ ミュウ）」など4ブランドが出店。スペインのラグジュアリーブランド「LOEWE（ロエベ）」は、常駐する職人が同ブランドの革製品の修理・補正するサービスを用意する。百貨店初出店のストリート系ブランド「WIND AND SEA（ウィンダンシー）」や「THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）」、「patagonia（パタゴニア）」などアウトドアブランドのほか、体験型ストア「b8ta（ベータ）」や塊根植物を販売する「RAFLUM（ラフラム）」などが並ぶ。

　フロア中央のエリア「グリーンエイジエディット」では、電動アシストが付いたスポーツバイク「E バイク」やカヤック、古着などアウトドア製品を中心にそろえる。併設するコーナー「リ コンシェルジュ」では、店頭に並ぶアウトドア製品のレンタルや不用品の下取り、持ち込み商品の修理などのサービスを提供する。イベントスペース「コミュニティーパーク」では、販売商品の体験イベントやワークショップなどの開催を予定する。

　5月17日、「GUCCI（グッチ）」や「new balance（ニュー バランス）」、「PUMA（プーマ）」など10ブランドがオープンする。同店のグリーンエイジ営業統括部の石田良太さんは「フロア全体に大阪の間伐材を使った櫓（やぐら）を装飾するなど、環境負荷が少ない装飾を心がけている。グリーンエイジを通して、新しいライフスタイルの提案をしていく」と話す。

　営業時間は10時～20時。