NU茶屋町（大阪市北区茶屋町）3階に2月5日、学生がプロデュースする期間限定ショップ「Shiromono（しろもの）」がオープンした。

店内の様子

　運営・プロデュースするのは、バンタンデザイン研究所大阪校（大阪市中央区）ファッションビジネス学部バイヤー＆ショッププロデューサー本科の学生。松本智弘さん、徳永彩さん、坂口遥さんの3人でチームを組み、昨夏から企画を開始。秋に学内で行われた「バンタンカッティングエッジ」の審査で最終2組に残り、プレゼンで今回の店舗運営企画を勝ち取った。店舗は松本さんら3人をリーダーに、同科の学生20人でバイイングからディスプレー、販売までを手掛ける。

　「白は始まりの色であり、リセットの色。普段はあまり気にとめていない『白』をもう一度見つめなおすことができれば」と、春に向けた「白の世界」をコンセプトとし、衣服や雑貨、食器などをセレクト。協力してもらいたいブランドをピックアップしアポイントを取って回ったが、「『期間限定では協力できない』『学生の運営は信用できない』などと断られたケースもあった」と徳永さん。「でも逆に、『こんなにしてくれるんだ』というところもあり苦労ばかりではなかった」と振り返る。

　坂口さんは「これまで企画ばかりしていたので、実際にやってみると想像していたのと全然違っていた。物を1つ置くのも想像していたのと違う」といい、「長い期間をかけてやってきた。細かいところもこだわったので見ていただければ」と来店を呼び掛ける。

　ショップでは、温かみのある白や汚れも味になるような白、華やかな白など、多様な白色の商品を販売。「白い国」「白い家」「白い街」「白い約束」に沿ったイメージの商品を展開する。ターゲットは20～30代前半の男女。衣類の中心価格帯は1万円台前半。オリジナルキャンドルを作るワークショップ（参加費300円、各日10人限定）も開催する。

　営業時間は11時～21時。今月11日まで。