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梅田で武田双雲さん10周年記念展-書作品集「絆」の原書を初公開

記念展のタイトルになっている作品「絆」

記念展のタイトルになっている作品「絆」

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 大丸梅田店15階にリニューアルオープンした「大丸ミュージアムUMEDA」(大阪市北区梅田3、TEL 06-6343-1231)で4月19日、書道家武田双雲 10周年記念展「絆」が始まった。

最近武田さんが気に入っている言葉

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 武田さんは1975年熊本生まれ。3歳のころより、母である書家・武田双葉さんに書をたたき込まれた。東京理科大学理工学部卒業後は民間企業に就職し営業職を経験。2001年に書道家として独立し、書道教室を始めた。その後はNHK大河ドラマ「天地人」などテレビ番組や映画の題字、企業広告や商品のロゴ、さまざまなアーティストとのコラボレーションなど、多岐にわたり活躍する。

 大丸梅田店グランドオープン記念となる同展は、武田さんが昨年12月にリリースした4年ぶりとなる書作品集「絆」の原書作品46点を初公開するほか、代表作を展示。作品や関連書籍の販売も行う。

 19日には、会場内でのギャラリートークや1階南ゲート広場でトークと書道パフォーマンスを行った武田さん。「母親からはちゃんとした書道を教えられていたが、僕が変な字を書き始めたのは小1の時。隣の子が変な字を書いていて、何だこれはと思ったのがきっかけ」「かすれたり割れたりしたときに、どう崩すかを考えるのが書道家」「左利きでも大丈夫ですかとよく質問を受けるが、両方で書けるとモテると答えている」など、書道にまつわる話から男女の法則まで、幅広い話題で会場を楽しませた。

 個展タイトルの「絆」については、「昔は好きな言葉じゃなかった」というが、「どこか欠点がある『半』が好き。それが優しさや思いやり、愛などの糸でつながったときにすごい力になる。絆がいかにすごいか、絆で生きてきたと感じた」と話す。書道パフォーマンスでは東日本大震災に触れ、「どうやって大きなピンチを大チャンスに変えるかというときに、政治家や東電に文句や怒りをぶちまけないでほしい。それぞれができることをやればいいと思う」とし、その後黙とう。力強く「絆」と書いた。

 入場時間は10時~19時30分(最終日は17時30分まで)。入場料は、一般=600円、大高生=400円、中学生以下無料。5月1日まで。

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