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大丸梅田店、4月19日新装オープンへ-「うふふガールズ」も登場

記者説明会に出席した大丸松坂屋百貨店の山本良一社長(写真左)と梅田店店長の村田荘一さん

記者説明会に出席した大丸松坂屋百貨店の山本良一社長(写真左)と梅田店店長の村田荘一さん

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 大丸松坂屋百貨店は2月17日、改装・増床工事中の大丸梅田店(大阪市北区梅田3)を4月19日に全面開業すると発表した。

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 地下2階~地上15階で構成し、増床後の売り場面積は従来比1.6倍の約6万4,000平方メートル。梅田エリアでは2番目の大きさとなる。既存売り場もすべてリニューアルし昨年より順次オープンしており、増床部は3月16日にオープン、4月19日に全館開業する。

 これまでのターゲットである梅田周辺で働く独身OL、50~60代を中心としたミセス層に加え、あまり百貨店を利用していない子育て世代、梅田に来街するが百貨店を利用しないヤング層の取り込みを狙い売り場を構成。1階と5階には、心斎橋店で人気のヤングファッションフロア「うふふガールズ」を展開。1階には、国内初となるフリーズショップ/ビアンチェリチュチュの複合業態店や今シーズンデビューブランドの「ボルニー」、5階には「バービーストア」や、海外の菓子やキャラクター雑貨を展開する「グリーンデリ」、インストアメディアとコラボレートしたエンターテインメントカフェ「コスメカフェ」など45ブランドをそろえ、衣料だけでなく食、住、遊、知、美をミックスしライフスタイルを提案する。10階~13階には「ユニクロ」「東急ハンズ」「ポケモンセンター」などの大型テナントを導入した。

 これまでヤングレディスファッションフロアにあった婦人肌着売り場は4階の雑貨売り場に移動。長さ87メートルの売り場を「オーランジェリーゼ」と名付け、コンサルティングを受けて購入するものから雑貨感覚で選ぶデーリーユースの商品まで25ブランドを集め、価格帯を広くそろえる。同フロアには、キャラクター、モードエレガンス、タウンエレガンス、セレクト&クリエーターの4つの編集コーナーを持つシューズ売り場「シンデレラアベニュー」も。試し履きが自由にできるよう、40人のスタッフを配置する。

 地下1階、地下2階の食料品売り場は従来の1.5倍に拡大。既存百貨店でそろえる「ごちそう・こだわりアイテム」に加え、「安くておいしい」デーリー商品を充実させた。イートインコーナーも充実し、うどんの「つるとんたん」の新業態店「つるとんたん TOP CHEFS」では、うどん、総菜、スープをイートインとテークアウトで提供する。地下1階の和洋菓子売り場でも老舗菓子からスイーツまで、幅広く52ブランドに拡充した。「エーデルワイス」とコラボレーションしたお菓子の街「メンヒェングラードバッハ」では、ヨーロッパの伝統菓子をアレンジし5つのショップを開発した。

 14階のレストランフロア「エキウエダイニング 美食区」には、ランチではリーズナブルでバラエティー豊かなメニュー、ディナーではアルコールを気軽に楽しめるメニューを強化。シーフードレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック」、大型ビュッフェ「ビュッフェレストラン 馳走三昧」、ダイナックの新業態店「グリル アンド バー ダイニング燦(さん)」など6店舗が新規オープンする。地下2階~14階には喫茶10店を展開。2階にオープンする「スターバックスコーヒー」は、百貨店営業時間を超え8時から23時まで営業する。

 ファッション性の強化では、JR大阪駅への連絡口となる3階に「グッチ」「プラダ」「ボッテガ・ヴェネタ」「ミュウミュウ」「ジミーチュウ」などラグジュアリーブランドを11ブランド展開。バッグや革小物、アクセサリーなど雑貨を中心とした品ぞろえにした。2階化粧品売り場ではメークアップコスメブランドを強化し売り場を1.5倍に、3階アクセサリー売り場はギフト商品に加え、トレンドジュエリーやクリエーターアクセサリーを強化し、2倍の広さで展開する。1階の洋品売り場には、「ファンデュース」「インプレッション」などを新規導入し、「梅田エリアで一番」の品ぞろえを目指す。

 山本良一社長は「今回の増床で大きな成果を生まなければならない。将来どういう方向に行くかの試金石になる。現時点での新百貨店モデルの集大成」とし、「商品構成を変え、スペシャリティを出して戦っていきたい」と意気込む。

 リニューアルには300億円を投じ、2011年度の売上高は670億円を目指す。

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