大丸梅田店地下2階食品フロアがリニューアル-生鮮売り場を強化

まぐろ専門店「稲三」では1日2回まぐろの解体実演を行う

まぐろ専門店「稲三」では1日2回まぐろの解体実演を行う

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 2011年春の大規模増床に向け順次売り場をリニューアルオープンする大丸梅田店(大阪市北区梅田3、TEL 06-6343-1231)で11月24日、地下2階食品フロアが新装オープンした。

売り場奥にある回転すし「ひらしま」

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 これまで「品ぞろえの強化が課題だった」という同店。「デイリーの食卓を充実させてほしい」と、フロア中央に肉、野菜、鮮魚の生鮮コーナーを広くし、専門店を強化した。

 鮮魚コーナーには、大阪中央卸売市場のまぐろ専門店「稲三」が出店。店頭ではマグロの解体実演を1日2回行い、「自家製まぐろづくし丼」(500円)、「本まぐろ寿司セット」(1,050円、共に各日60個限定)をタイムサービスで販売する(12月30日まで)。鮮魚コーナーでは、和歌山各地の漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚をトロ箱に入れ販売する「トロ箱市」を火曜・木曜・土曜に開く。

 精肉売り場には、高級ブランド和牛を扱う「柿安 精肉」が初登場。精肉加工から販売方法までこだわった、松阪牛やオリジナルブランド「柿安牛」などの極上肉を販売。売り場隣にはイートインスペースも設け、国産黒毛和牛で作った「すきやき重」(1,500円)も提供する。野菜売り場も拡大し、奈良、丹波、京都、姫路などからの直送コーナーを設置。火曜~土曜には直送野菜市を開く。今月26日までは、やまと五條ネギや富有柿(ふゆうがき)、大和芋などを販売する「奈良・五條産地直送野菜市」を開催中。

 ベーカリー売り場には、4ブランドがそれぞれショップ形式で出店。売り場面積を拡大した「ポールボキューズ」は、売り場奥に窯を設け焼きたてを販売。定番商品の改良やラスクをアレンジしたパンなど、新商品の開発にも力を入れる。初出店の「ダンマルシェ」は1924(大正13)年に創業した和菓子店で、1985(昭和60)年にベーカリーショップをオープンした。「聖庵(ひじりあん)」は、天然酵母を使い素材のおいしさにこだわる店。「香寺ハーブ・ガーデン」は、期間限定店で出店した際に人気のあった店で、農薬や除草剤を使わず育てたハーブを使ったパンや化粧品を販売する。

 米の新ショップでは、「菊太屋米穀店」が出店。こだわりの米をセレクトし約20種を販売。ギフト商品としても提案する。店頭では食べ比べができるよう、毎日2~3種の試食を用意。「ごはんソムリエ」も常駐し、米選びだけでなく保存方法やそれぞれに適した調理法などもアドバイスする。温度管理をした玄米はその場で精米し販売する。

 イートインコーナーは、以前から営業するオムライスの「北極星」、たこ焼き「翔平」、カフェ「キョーワズコーヒー」に加え、「柿安イートイン」、回転すし「ひらしま」がオープン。「ひらしま」は、長崎県・高浜漁港から直送された新鮮な魚介類を使った本格すし(189円~)を提供する。

 PR広報担当の樋口陽子さんは「店に来るのが楽しくなるようライブ感にこだわった。各ブランドではなく、売り場全体のファンになっていただくことを目指している」と話す。

 地下2階の営業時間は、日曜~火曜=10時~20時、水曜~土曜=10時~21時。

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