梅田で「大阪マルシェ ほんまもん」-地元の新鮮食材を直売

生産者の説明を聞きながら商品を選ぶことができる「大阪マルシェ ほんまもん」

生産者の説明を聞きながら商品を選ぶことができる「大阪マルシェ ほんまもん」

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 西梅田の複合商業施設「ブリーゼブリーゼ」(大阪市北区梅田2)1階メディアコートで10月2日、「大阪マルシェ ほんまもん」のオープニングマルシェが開催された。

生産者の説明を受けながら黒豆を試食するアラン・デュカスさん

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 同マルシェは、農林水産省のマルシェ・ジャポン・プロジェクトの採択を受けて実施するもので、大阪エリアで事業を展開するマルシェ・ド・大阪テロワール実行委員会が運営。大阪を中心とした地元の農産物を「生産者の思いを都会の生活者に直に届けたい」と、都心部で直売する仮設市場を営業する。

 オープニングマルシェでは、同ビル33階のフレンチビストロ「ル・コントワール・ド・ブノワ」をプロデュースするフランス料理界の巨匠、アラン・デュカスさん監修の下、同ビストロに食材を提供する地元の生産者やマルシェに参加する地元生産者グループが参加し、新鮮な食材を一般販売した。

 オープニングのあいさつでデュカスさんは「野菜や魚、肉など気楽に食べていると思うが、作るのは手が入っていて時間がかかる難しい仕事だということをわたしは分かっている。今の時代、地元の良さを大切にしなければいけない。わたしは味を大切にしながら料理をして提供する。生産者の味を忠実に伝えなければいけない。地元の良いものにフランス料理の技術を加えて楽しんでいただきたい」と自身の役割について話した。

 当日会場には、カマンベール、フロマージュ・フレ(生チーズ)を扱う「弓削牧場」(神戸市)、フレンチやイタリアンレストラン、ホテルとの付き合いも数多い青果店「南横手商店」(浪速区)、国産小麦だけを使ったパン作りを30年以上続ける「ブーランジュリー・タカギ」(西区)など同ビストロに食材を提供する生産者や、有機無農薬野菜の「ヘルシーママSUN」(神戸市)、千両なす、黒枝豆などを扱う大阪府認定農家の「寺田農園」(堺市)、日本ミツバチ専門のはちみつ「養蜂増田」(泉南市)、大阪唯一のブランド豚「犬鳴ポーク」など14店が出店した。

 同ビストロでは今月3日から2010年3月31日まで、マルシェに出店する地元生産者の旬の食材を使った特別ディナーコース「ムニュ・ド・マルシェ 大阪テロワール」を提供。その日にとれた食材を厳選しコース仕立てで提供する。料金は、今月3日~11月30日=1万3,200円、12月1日~2010年3月31日=1万1,000円。メニューは日替わりで提供する。

 「大阪マルシェ ほんまもん」は2010年3月31日まで、毎週水曜・土曜・日曜・祝日に延べ75日開催。水曜は夕市、土曜は朝市を中之島公園女神像前広場で展開し、日曜・祝日はイベントマルシェとして不定期開催する。参加店舗は30~50店。22万5,000人の来場、3億3,750万円の売り上げを見込む。

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