メビック扇町「この街のクリエイター博覧会4」始まる-市内各所にも会場広げ

メビック扇町で始まった「この街のクリエイター博覧会4」オープニングトークイベントの様子

メビック扇町で始まった「この街のクリエイター博覧会4」オープニングトークイベントの様子

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 扇町インキュベーションプラザ(通称=メビック扇町、北区南扇町6)で10月2日、クリエーターのための情報発信型イベント「この街のクリエイター博覧会4」が始まった。

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 クリエーター同士のネットワーク、自己発信、人材育成をテーマに2007年から開催されている同イベント。4回目となる今回は北区のみならず大阪市内全域で活動する約30団体が参加し、セミナーや展示会、ワークショップなど62の催しを企画する。会場は同施設のほか、デジタルハリウッド大阪大学院大阪サテライトキャンパス(西天満6)、ライブスペース「中津Vi-Code」(中津3)、村上紙器工業所(西成区)など。

 開催初日のオープニングトークショーでは、「純粋なる形象ディーター・ラムスの時代-機能主義デザイン再考」のポスターと図録が世界の優秀な広告デザインを表彰する「ニューヨークADC」の2部門で金賞を受賞したアートディレクターのシマダタモツさんと、同作品の制作にかかわったスタッフらをゲストスピーカーに招き、その完成に至るまでのプロセスなどを紹介した。各分野のクリエーターや関連企業の担当者ら約200人が集まり、後半の交流会では近況報告や知り合いを紹介するなど活発に交流を図った。

 「クリエーターのプロデュース能力はセミナーだけでは身につかない。現場で経験を積む中で伸びるもの」と話す同施設の堂野智史所長は「(今回のような取り組みは)アクションを起せる基盤や環境を提供する場」と話す。「過去に比べてエリアも年齢層も広がってきている」とも。

 同施設は、入居する大阪市水道局庁舎の解体に伴い来年3月末での閉鎖が決定している。移転先などについて堂野所長は「今のところ未定」としながらも同様の取り組みを「可能な限り継続していければ」と話す。

 開催は12月5日まで。土曜・日曜・祝日は休館(12月5日を除く)。入場無料(一部有料参加プログラムあり)。

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