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HEP HALLで展覧会「愛の秘密工作室」-アーティスト7組が「愛」を工作

入口近くにはアートユニット「現代美術二等兵」の作品を展示

入口近くにはアートユニット「現代美術二等兵」の作品を展示

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 HEP HALL(大阪市北区角田町、TEL 06-6366-3636)で1月29日、「愛」をテーマにした展覧会「7組のアーティストによる7つの愛のかたち『愛の秘密工作室』」が始まった。

「こけしマッチ制作所」の作品「HOLE IN ELEVEN」

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 「つくること」をエンターテインメント化してきたプロダクトデザイナー、コピーライター、雑貨デザイナー、駄美術作家など、さまざまな分野のアーティスト7組が「愛」をテーマに「工作」。2008年に同ホールで開催した「駄美術ミュージアム」の脱力アートユニット・現代美術二等兵に企画を持ち掛けたところ「面白い人がいっぱいいるから声をかけましょうか」と、バレンタインデーが近い時期に「愛」をテーマにした展覧会が実現した。

 会場では、さまざまな形で「愛」を捉えた作品を展示。「現代美術二等兵」は、下着にグー、チョキー、パーを描いた「勝負パンツ」など、キヤノン・IXYDIGITALグッドデザイン賞など多くの受賞歴を持つプロダクトデザイナー・清水久和さんは井伊直弼や額田王をモチーフにしたミラーなどを展示。ワークショップやCDジャケット制作など多方面で活躍する吉澤久美子さんは男性用と女性用の白衣で、それぞれ「愛」を表現している。

 あらゆる手法で美術の可能性を探る木内貴志さんは、勉強机を彫って刷った版画や積み重ねたVHSテープにデザインを施した作品、「こけしマッチ制作所」は「マッチでパロる愛の歴史」と題し、マッチ棒の先に顔を描き衣装を着させた作品を多数展示。大手広告代理店に勤めながら創作活動を続ける服部公太郎さんはライトを使った作品や立体作品を、コピーライターの乙幡啓子さんは、2つのペンダントを合わせると心臓になる「リアルハートのペアネックレス」などの作品を展示する。

 会場にはミュージアムショップもあり、乙幡啓子さんのホッケそっくりのペンケース「ホッケース」(2,600円)や、通常は地域限定で販売するこけしマッチ「なるこマッチ」(210円)、「たばしおマッチ」(200円)、著書なども販売する。

 同ホールプロデューサーの星川大輔さんは「全員がデザイナーという訳ではなく、人を楽しませることで活躍されているアーティストが集まった。普段アートに興味がない人でもフラッと寄って楽しんでもらえるのでは」と話す。

 開催時間は11時~20時。入場無料。2月13日まで。

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