北海道グルメを紹介する物産展「阪神の北海道市場」が3月15日、阪神梅田本店（大阪市北区梅田1）8階催事場で始まった。

金メダリスト・船木和喜さんが実演販売する「王様の工房」

　毎年秋に開催し、同店の物産展の中でも最も人気を集める北海道物産展。今回は19年ぶりに春も開催し、北海道の旬の食材やグルメ、スイーツなど13日間で約60店が出店する。会場内のイートスタンドでは、唐揚げやジンギスカン、海鮮の串焼きなど出来たての料理やビール、ワインなどのアルコールを気軽に味わえる。各日15時からは、一品料理とアルコールがセットになった「北海道バルチケット」（800円）を150枚限定で販売する。

　海鮮や牛肉をふんだんにのせた弁当は人気が高く、午前中に売り切れるものもあるという。「北海工房」のタラバガニ・ズワイガニ・毛ガニの3種類のカニがのった「三大蟹（かに）御膳」（4,320円）、「金獅子精肉店」の神内和牛、ふらの和牛、知床牛、十勝和牛を盛り合わせた「北海道産4大和牛 食べ比べステーキ弁当」（3,510円）、「北海道一直売」の大ぶりなイカを使った「ジャンボいかめし」（中＝1,080円）などをそろえる。

　イートインコーナーでは、地元の行列店2店が出店。「らーめん信玄」（3月21日まで）のみそラーメン「食べ比べチャーシュー麺味玉のせ」（1,320円）や、「弟子屈ラーメン総本店」（3月22日～27日）の干し貝柱や魚介を利かせた「魚介しぼり醤油（しょうゆ）ラーメン」（968円）などを提供。札幌で発展した食文化「シメパフェ」の人気店「夜パフェ専門店 パフェテリア パル」（3月21日まで）は、「苺（イチゴ）のYOASOBI」（1,980円）や「生姜（しょうが）はジャンジャンブル」（1,681円）などを用意。

　スイーツは、「キッチン毘沙門」のモンブラン「おさつ毘沙門ブラン（ストロベリー）」（1,481円）、「ぽたぽたいちご」の「いちご大福串」（401円）など旬のイチゴを使ったものもそろえる。長野オリンピックスキージャンプの金メダリストの船木和喜さんが立ち上げた「王様の工房」では、船木さんが「アップパイ」（1ホール＝1,296円）の実演販売を行う。

　催事部バイヤーの大田勝彦さんは「阪神梅田本店のグルメイベントのポイントは何といっても立ち食い・立ち飲み。ビール片手に出来たてのグルメを楽しんでほしい」と話す。

　営業時間は10時～20時（最終日は17時まで）。今月27日まで。