グランフロント大阪（大阪市北区大深町）の南館地下1階に12月5日、レザーグッズを販売する「kissora（キソラ）」がオープンする。

「大阪のおばちゃん」をイメージした同店限定商品

　2012年に第1号店・東京ソラマチ店をオープンし、同店は11店舗目。バッグや財布、小物を中心に約2000点を販売するレザーグッズ店だ。店内には工房があり、ベースとなる革探しから革作り、デザイン製作まで一貫して行うのが同ブランドのこだわりという。

　工房について、ディレクターの秋月樹一郎さんは「近年、海外生産のものが多くなったことから、産業業界が高齢化と共に廃れてきている。産業復興の思いも込めて工房を設置した」と話す。6種のバッグの中から、11色のレザーから好きな色を選んで作る取り組みは、同ブランドならでは。20分～3時間で完成するため、当日商品が手に渡るという。

　約25坪の店内は、ナチュラル感を意識して、商品の間に果物や緑を配置。ターゲット層は、20代後半～40代の女性。男性や年配の人もよく来店することから「今後はビジネスバックや、ユニセックス商品を展開していきたい」と秋月さん。客単価は1万2,000円～1万5,000円。馬革にヒョウ柄をプリントして「大阪のおばちゃん」をイメージした同店限定商品も販売。商品についているロゴは大阪城をモチーフにしており、「コテコテの大阪」感あふれる商品に仕上がっている。

　秋月さんは「使えば使うほど、その人の味が出てくるのが革の最大の魅力。レザーグッズを使用する人をサポートしていく取り組みもしているので、革の扱いについて何か分からないことがあれば気軽に相談してくれたら」と話す。

　営業時間は、10時～21時。