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梅田で「アートアクアリウム展」、金魚5000匹舞う-大阪の景色との融合も

約1000匹の金魚が泳ぐ「花魁(おいらん)」

約1000匹の金魚が泳ぐ「花魁(おいらん)」

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 阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階阪急うめだホールで2月6日、金魚とデザイン、光、映像を融合させたアート展「アートアクアリウム展~大阪・金魚の艶(つや)~」が始まった。

関西初披露の全長8メートル「水中四季絵巻」

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 2007年に東京・六本木で初めて開催され、これまで6都市12会場で延べ250万人を動員した同展。アート、デザイン、エンターテインメントの3要素とアクアリウムを融合させたあでやかな水中アートを織りなしている。

 入り口近くには、関西で初披露となる全長8メートルの巨大作品「水中四季絵巻」を展示。ニシキゴイが泳ぐ水槽にプロジェクションマッピングで日本の四季を映し出し、池に見立てた水槽で映り込む景色の美しさを表現している。

 会場中央の「金魚コレクション」では、高級な金魚など珍しい品種の金魚を展示。「金魚品評」は品評会と同様に水槽の上から金魚を楽しむ作品群で、「波もあぶくもガラスもない水盤で楽しんでもらいたい」とプロデューサーの木村英智さん。

 奥のエリアでは、高さ2.4メートル、最大直径2メートルの巨大金魚鉢で約1000匹の金魚が泳ぐ代表作「花魁(おいらん)」を展示。「今回の展示で一番安く名前もない金魚だが、雑種でも花魁(おいらん)として昇華したらナンバーワンになれるという気持ちを込めた」という。プリズム効果をもたらす12面体の水槽に台湾のカラフルな熱帯魚を入れた「プリズリウム」、水槽に三角の窓を付け金魚が前を通ると万華鏡のように絵柄が変わる「カレイドリウム」、アクアリウムを照明として作った「ボンボリウム」などの作品が並ぶ。同エリアでは御堂筋方面の風景を背景に作品を展示し、初めて夜景とのコラボレーションも実現した。

 「金魚は全て人間の手で作られたもので、人に見られるためだけに作られている。そのはかなさ、美しさを表現している」と木村さん。18時からは音楽と演出を変え、ドリンク片手に鑑賞できるナイトアクアリウムを開く(ドリンク代別途)。

 開催時間は10時~20時(金曜・土曜は22時まで)。入場料は、大人=1,000円、小中学生=800円、未就学児無料。3月11日まで。

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