12月14日に始まるイルミネーションイベント「OSAKA光のルネサンス」期間中、420店以上で特典を受けられる「まちあるきプログラム」が展開される。

　今年から府市統合事業として開催する同イベント。昨年まで大阪府が主催していた「御堂筋イルミネーション」を「OSAKA光のルネサンス」の1コンテンツとし、さまざまな新しい取り組みを展開する。昨年は「光のルネサンス」に329万人、御堂筋イルミネーションに188万人以上が訪れた。

　「まちあるきプログラム」は、「イルミネーションを見る前や見た後に特典があればキタやミナミを回遊してもらえるのでは」と初めて企画したもので、420店舗以上が参加。大阪市交通局は今月14日から60万枚限定で「OSAKA光のルネサンス」のロゴ入りプリペイドカードを発行し、同カードを対象店舗で提示するとさまざまな特典が受けられる。対象カードは、エンジョイエコカード、同・土日祝、1区特別回数券、回数カード、連絡回数券の5種類。各駅の券売機で購入できる。

　キタエリアでは、阪神梅田本店、ディアモール大阪などで、商品購入時の割引やオリジナル商品を進呈し、JR大阪三越伊勢丹、大丸梅田店、阪神梅田本店、淀屋橋WESTなどでは飲食代金割引、1ドリンクサービスなどの特典を用意。阪急うめだ本店の「ホキ美術館名品展」など展覧会の入場料を割り引く施設もある。

　今月14日～来年1月20日には、「大阪BAR巡り」も実施。北新地、難波を中心とした37店のバーで同イベント推奨カクテル「ブルガル カリビアンジンジャー」を提供するほか、専用カード提示で飲食代金10％オフの割引特典が受けられる。1月19日には「御堂筋・中之島HIKARIバル」も開催。約150店舗が参加する大規模バルイベントで「大阪の街の新しい冬の祭り」として開催する。前売り券＝3,200円、当日券＝3,500円。

　大阪府府民文化部都市魅力創造局の松本博さんは「今年は新しい取り組みを企画し実験するので、来年以降は広域的なプロモーションをしてインバウンドにつなげることができれば」と街中の経済効果を狙う。