芝田に「ベルギービールと焼き鳥」の店-料理との組み合わせ提案

「ベルギービールと焼き鳥の店 なかい」店内の様子

「ベルギービールと焼き鳥の店 なかい」店内の様子

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 ベルギービール専門店「ドルフィンズ」を展開する中井レストラン企画(大阪市中央区)は6月4日、新業態店となる「ベルギービールと焼き鳥の店 なかい」(北区芝田1、TEL 06-6155-5547)をオープンした。

常時30種をそろえるベルギービール

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 同社は1991年、異食文化コミュニケーションをコンセプトに、ワールドビール、ワインと創作料理を提供する「ドルフィンズ肥後橋店」をオープン。すっきり系のビールが主流で「もっと味がスペシャルなビールはないのか」と探したところ、「すごいと思ったビールのほとんどがベルギービールだった」(中井深社長)ことから、1999年にベルギービール常時100種以上と欧州家庭料理を提供する「ドルフィンズ天満橋店」をオープンした。

 中井社長は「ベルギービールをもっと広めたい。焼き鳥という切り口ですすめてみよう」と「なかい」をオープン。19坪の店内にはカウンター、テーブル席合わせて40席を設け、内装はソファと小上がりがある和洋折衷スタイルに仕上げた。「既存店では子どもは入りにくいようにしているが、ここは家族でも来てもらえるよう、親しみを持ってもらえるよう抜け感を表現した」という。

 「日本ではビールと料理の組み合わせはあまり考えられないが、ベルギーではワインと同じように料理によって合わせる」といい、塩で食べる焼き鳥には淡色系のビール、タレには色の深いビール、脂のよくのっているものにはフルーツビールなど甘酸っぱいビールが合うと、店内のメニューには、「焼き鳥とベルギービールのおすすめの組み合わせ」を掲載。「肝にはアルコール度数が12%と高いスカルディスアンバーがとてもおいしい」。ベルギービールは、常時30種をそろえ、ほかにも日本酒や焼酎、ソフトドリンクも用意する。

 鶏肉にもこだわり、焼き鳥には「産地が近いほうがいい」と丹波地鶏の朝びきを使用。「ささみなどはパサパサしたイメージがあると思うが、ジューシーでもっちりしており旨みがある」という。卵は黄身が濃いオレンジ色をしているという「蘭王玉子」を使い、「厚焼き卵」(500円)、「卵かけごはん」(380円)などを提供する。前菜、焼き鳥(塩)3種、野菜料理、焼き鳥(タレ)3種、卵かけごはんまたは鶏味ラーメンまたは鶏雑炊から一品、デザートで1,800円のコースも用意する。単品メニューは、焼き鳥(150円~)、焼き野菜(100円~)、サラダ、一品料理、ご飯、麺類、デザートなど、和食系の料理をそろえる。客単価は4,300円程度。

 中井社長は「これからもベルギービールと料理を組み合わせた店舗を出店し、もっと知ってもらって市場を広げたい」と話す。

 営業時間は17時~24時。

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