水都大阪の川を天の川に-七夕の夜に2万個の光の球を放流

放流のイメージ

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 大阪市内を流れる川を活用して新たな夏の観光資源開発を目指す社会実験イベント「平成OSAKA天の川伝説」で7月7日の一夜限り、LEDの光の球「いのり星」2万個が大川に放流される。天神橋筋商店連合会などで組織する同実行委員会(TEL 06-6448-2727)が6月5日に発表、参加者を募集している。

天三おかげ館前の特設受け付け

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 用意する「いのり星」はプラスチック素材で、直径7.5センチの球形タイプ1万個と、直径6.5センチのドーム型タイプ1万個の2種類。中にはLEDライトと3ボルトのボタン電池2個を入れ、接合部には防水パッキンを使用している。

 参加は1口1,000円。「いのり星」2個分の権利を購入し、短冊2枚に願い事を書き預けると、光る「天の川ピンバッジ」がもらえる。短冊は全長約1.2メートルの船の模型「笹の葉船」に乗せて川に放流、願い事は公式サイトに掲載される(掲載は希望者のみ)。「いのり星」の放流は事務局が代行する。

 放流ポイントは八軒家浜船着場(北区天満橋1)などを想定し、川崎橋(天満1)から剣先公園(中之島1)付近までの約500メートル、川幅約100メートルの水域を使用する。主な鑑賞エリアは南天満公園(天満4)などを想定し、実施時間は19時~21時ごろを予定しているが、当日の潮汐や水位、風などを考慮し検討・決定される。

 放流した「いのり星」は、剣先公園付近でカヌー15艇や動力船6艇で回収。さらに下流にも予備船としてモーターボート2艇を配置し「完全回収し、使用できるものは来年に再利用する」(同実行委員会)。

 今年初となる同企画について、同実行委員会は「来年からの本格実施に向けた実験的なイベント」と位置付け、実施規模拡大の実現に向けてのルール作りや放流方法、放流水域などさまざまな検証を行う。副委員長の伴一郎さんは「将来的には(市内を流れる)東横堀川や安治川など12キロぐらいの距離を流すことができれば、周辺のホテルや飲食店なども活性化するのでは。みんなが喜ぶ祭りにしたい」と話す。「大阪の地の利を生かして、よそにはない世界に誇れるイベントにしていければ」とも。

 特設受け付け場所は天三おかげ館(天神橋3)、天満天神繁昌亭(天神橋2)、京阪シティモール前1階(中央区天満橋京町1)。受け付け時間は10時~18時。郵便振り込みでも受け付ける(後日振り込み控えを受け付けで提示するとピンパッジを進呈)。受け付けは7月5日まで。

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