新梅田シティに2,500匹のホタル放流-梅田生まれのホタルも

放流が行われた「中自然の森 もみじ谷」

放流が行われた「中自然の森 もみじ谷」

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 新梅田シティ(大阪市北区大淀中、TEL 06-6440-3899)南部分に位置する「中自然の森」で6月5日、今年1回目となるゲンジボタル成虫の放流を行った。

もみじ谷に放流したホタル

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 「中自然の森」は、50種2,100本の植物や1,300トンの石などからなる森で、広さは約3,800平方メートル。都市との調和が保てるように人間が手を加え、自然と都市を共生させることを目指して1993年に造られた。

 同所では過去15年にわたり、ホタルの産卵の促進を目的に成虫や幼虫を放流。繁殖のため定期的な水質検査と、ゲンジボタルの幼虫が餌とするカワニナ(淡水性の巻貝の1種)を年間20キログラム放流するなど生育環境を整えてきた。ここ数年は、同所での繁殖により成虫に羽化したホタルも確認されているという。

 同日はホタルの成虫約300匹を「中自然の森」入口正面の「もみじ谷」に放流。ホタルのついた葉を水辺に置くと、ホタルは次々と飛び立っていった。今後6日に分け成虫計2,500匹を放流する予定。3月には幼虫500匹を放流しており、同所で育成したホタルが6月上旬には羽化する見込みだという。

 ホタルの鑑賞時間は日没~22時。20時ごろが見ごろだという。入場無料。今月中旬ごろまで。

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