欧州最新映画10本を「初上映」-大阪ヨーロッパ映画祭メーンイベントで

21日上映の「モーリス・ジャールの軌跡」

21日上映の「モーリス・ジャールの軌跡」

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 「第15回大阪ヨーロッパ映画祭」のメーンイベント「ヨーロッパ最新映画初上映」が11月21日より、リサイタルホール(大阪市北区中之島2、TEL 06-6203-7027)で開催される。

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 1回目の開催から100本を超える最新ヨーロッパ映画をプレミア上映してきた同映画祭。今年のラインアップは、ジャンルにとらわれず「ヨーロッパの映画人たちが、今もっとも興味を持っているテーマを中心に、多様な作品を総合的にご覧いただける内容となった」(同映画祭実行委員会)という。

 初日となる21日は、デビッド・リーン監督生誕100周年と映画音楽誕生100周年を記念し、同監督と作曲家モーリス・ジャールさんにスポットを当て特別上映を行う。1部では今年の同祭名誉委員長で3度のアカデミー作曲賞受賞に輝いたジャールさんの業績を、音と映像と関係者らの証言で振り返るドキュメンタリー「モーリス・ジャールの軌跡」を、2部では1963年のアカデミー賞7部門、ゴールデン・グローブ賞4部門を受賞したリーン監督の名作「アラビアのロレンス」のニュープリント上映を行う。いずれもジャールさんを迎えてディスカッションやサイン会を行う。

 22日~24日は、スペインで記録的な大ヒットと評価された「永遠のこどもたち」や、フィンランド・アカデミー賞5部門を受賞した心理サスペンス「氷の仮面舞踏会」、2007年カンヌ映画祭国際批評家連盟賞受賞の「ジョジーの修理工場」、2007年モントリオール世界映画祭最優秀作品賞受賞の「ハンドルネームはベンX」、「クリムゾン・リバー2」のブノワ・マジメルさんがアルジェリア戦争を題材に立案し主演する「いのちの戦場」など、8本の日本初上映と2本の関西初上映を行う。監督や脚本家、主演俳優も来日し、それぞれ上映後にディスカッションやサイン会を行う予定。

 チケットは、21日の1部=1,300円、2部=1,800円。22日~24日は、1回券=1,500円、3回券=3,500円。当日券はいずれも自由席のみ。

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