阪神百貨店で「恋の歌声喫茶」-50代以上の女性にバレンタイン訴求

70年代の恋をテーマにしたフォークソングを歌う「恋の歌声喫茶」

70年代の恋をテーマにしたフォークソングを歌う「恋の歌声喫茶」

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 阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)11階グリーンルームで2月2日、70年代フォークを歌うイベント「恋の歌声喫茶」が開催された。

先導した「下園弘明&フレンズ」

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 バレンタインを目前に控え、「幅広い年代に楽しんでもらいたい」と開催した同イベント。同店のバレンタインコンセプト「ときめく季節」に合わせ、「青春時代のときめきを思い出してもらいたい」(同店の溝口佳代子さん)と70年代のフォークソングから恋の歌を選び、みんなで歌うイベントを企画した。

 会場には、約300人の応募者から抽選で選ばれた47歳~86歳の女性150人が参加。1970年代にフォークグループ「火の鳥」でメジャーデビューした下園弘明さん率いる「下園弘明&フレンズ」の先導で、歌声喫茶のように一つになってフォークソングを歌った。

 1曲目の「岬めぐり」の際には、最初で恥ずかしさもあったのか少し控えめだったが、「あの素晴らしい愛をもう一度」「22才の別れ」と次々歌っていくうちに頭や体を揺らしてリズムとる人が徐々に増え、会場は一体感に包まれた。曲間は、下園さんが軽快なトークで沸かせた。

 河内長野から一緒に来たという原日出代さん(79)、池本恭子さん(82)、福岡登紀子さん(78)。原さんは「下園さんのライブやイベントにはいつも行っている。もともとフォーク世代ではないが、51歳の娘と一緒に聴きに行ってからフォークソングが好きになった」という。「どの曲も好き」と原さん。池本さんは「『翼をください』が一番好き」と話す。

 昨年の敬老の日にも同様のイベント開いた同店。「その時は1時間30分の開催だったが、少し物足りない感じだった」ことから、今回は2時間開催。休憩を挟みながら約20曲を全員で歌った。

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