阪急電鉄と阪急リテールズは、阪急梅田駅構内の駅ナカ店舗を順次リニューアルし、女性専用有料パウダールームを併設した物販店「Cleduple（クレデュプレ）」を9月上旬にオープンする。

パウダーコーナーのイメージパース

　阪急電鉄は1995年4月、十三駅にコンビニエンスストア「アズナス」をオープンし、駅ナカビジネスに参入。「参入から20年近くが経過し、これからさらに駅ナカビジネスの可能性を追求すべく、大規模なリニューアルに着手することとした」（流通統括部担当者）といい、入れ替え1店舗、リニューアル5店舗を予定する。

　26～35歳の女性をターゲットにする新ブランド「クレデュプレ」は、阪急沿線を中心に展開する化粧品・化粧品雑貨販売店「カラーフィールド」の派生ブランド。女性社員9人でプロジェクトチームを発足し、フィッティングスペースや洗面台、アロマの香るトイレ、マッサージサロンを併設するなど、「駅のサービス機能としてのパウダーコーナー」を企画した。営業面積は全体で約56坪。今月27日に閉店した3階の「サウンドファースト梅田店」跡にオープンする。

　パウダーコーナーでは、店内で販売する複数メーカーの化粧品、美容機器などを試すことができ、気に入った商品があればショップ内で購入可能。「さまざまな美に関する情報を得られる」「新しい化粧品を試し、比べる」などのニーズに対応する。

　営業時間は、物販コーナー＝9時～22時30分、パウダーコーナー＝9時～22時、マッサージサロン＝10時～21時。利用料金は、パウダーコーナー＝1時間300円（延長10分ごとに100円）、マッサージサロン＝10分980円～。

　同店以外では、2階中央改札外の「成城石井梅田店」、中央改札内の「らぽっぽ阪急梅田店」「SUSHI DELI阪急梅田店」、3階改札外の「ブックファースト梅田3階店」「アズナス梅田3階店」のリニューアルを予定。「成城石井梅田店」は7月2日～8月14日を休業期間とし、翌15日にリニューアルオープンする。