富国生命ビルに「アサヒ ラボ・ガーデン」-双方向コミュニケーション拠点に

大阪富国生命ビル4階にオープンした「アサヒ ラボ・ガーデン」

大阪富国生命ビル4階にオープンした「アサヒ ラボ・ガーデン」

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 アサヒビール(東京都墨田区)は4月2日、大阪富国生命ビル(大阪市北区小松原町)4階の産学連携活動支援施設「まちラボ」内に「アサヒ ラボ・ガーデン」(TEL 06-6926-4070)を開設した。

レシピ検索ができる「ズバうま!おつまみレシピ」テーブル

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 「まちラボ」は、「植・食と健康に関する新しい産学連携をデザインする」をスローガンに、企業と大学、企業と消費者、大学と消費者を結び、社会へ情報発信する新プラットフォーム。「テラプロジェクト」がプロデュースし、テナント8社を迎え活動を開始した。

 アサヒビールと大阪大学では、「産学連携では理系の研究が多いが、社会やコミュニケーションも研究する価値があるのでは。新たな産学連携の形を見いだしていきたい」(広報部の浅輪紀雄さん)と、「食」「健康」「ライフスタイル」「社会」「コミュニケーション」などをテーマとした産学連携協定を締結し、同スペースの運営に活用していくという。

 「アサヒ ラボ・ガーデン」は、ブックカフェスタイルの「カフェゾーン」と、エンターテインメント性を持たせて食と酒にふれる「ラボゾーン」で構成。カフェゾーンでは、「食」と「伝える」、「食」と「触れる」などの切り口で、丸善のブックセレクターによるセレクトで同社グループ、酒、食に関する書籍700冊を集め、自由に閲覧できるようにした。

 「ラボゾーン」では、テーブルに置かれている酒類と食材を選ぶと、300種類の中からその食材を使い選んだ酒に合うレシピを表示しプリントアウトできる「ズバうま!おつまみレシピ」テーブルや、酒に関するライフスタイルについて質問に答えるとおすすめの酒を診断する「お酒タイプ診断」、パソコンを使って缶のラベルをデザインできる「デザイン工房」、アンケートに携帯で答えるとノベルティーが無料で進呈される「サンプリングベンダー」、巨大なスーパードライの中で酒や食の音に関するクイズに答える「スーパードライ缶型ジュークボックス」などのコンテンツを用意。情報発信を行うと同時にアンケート結果などを受信し、研究開発に反映させていくという。

 同スペースでは現在、平日のアフターファイブと土日にセミナーを開催。「シニア向け」「女性向け」「成人向け」「ママ向け」「ファミリー向け」でテーマを選び、研究員を中心とした講師が一般にわかりやすく説明する。8日に開催された「ビールの『香り』の秘密に迫る!」のセミナーに参加した八尾紀子さん(40)は「アサヒビールのメルマガでイベントを知った。先日吹田工場に行って楽しかったが話を聞くだけだったので、ここなら違う角度で話を聞けるのではと思った」といい、西山亜紀さん(39)は「のどごしやコクで宣伝しているので、香りについてそこまでしていると思っていなかった」と話す。

 浅輪さんは「ビールのイメージが強いと思うがいろんなことをしているのを知ってもらいたい。来られた方に参加して楽しく学んでいただき、少しでも役に立つ情報を持って帰っていただければ」と話す。

 営業時間は10時~20時。木曜定休。入場無料。セミナーの詳細や申込方法はホームページで確認できる。

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