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阪急うめだ本店で「スヌーピー×日本の匠展」-伝統工芸40作家が参加

作品と同じポーズをとるスヌーピー

作品と同じポーズをとるスヌーピー

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 阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階阪急うめだギャラリーで9月4日、日本の伝統工芸作家が「スヌーピー」を表現した「スヌーピー×日本の匠展」が始まった。

漢字とスヌーピーを使ったグリフアートを披露したYOSHIさん

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 同展は、アメリカを代表する漫画家・チャールズM・シュルツ氏の新聞連載コミック「ピーナッツ」の人気キャラクター「スヌーピー」と「日本の匠(たくみ)たち」がコラボレーションした作品を展示。シュルツ氏と親交が深かった日本人アーティスト・YOSHI(大谷芳照)さんが、「スヌーピーと日本の匠の技が一緒になったらどんな世界になるのか夢見た」と、5年前に日本各地の漆器や陶器、友禅、ガラス切り子などの職人のもとを訪れ、40作家に声を掛け実現した。4月17日~5月6日に松屋銀座で行われた同催事には、有料催事にもかかわらず約11万人が来場した。

 作品は、「Run」「キス」「耳立ち」「お座り」「ねんね」の5ポーズを基に制作。「キス」のポーズの輪島塗のスヌーピーは、耳や背中、足の部分にヒマワリの蒔絵(まきえ)を施した作品。木地作りから漆を塗るまで数年を掛けて制作された。真珠のミキモトは、プロポーズするスヌーピーを表現。真珠で作られた帽子とちょうネクタイを身に着け、手には指輪を持っている。鼻には大粒の黒真珠を使った。

 丸太を彫って作る飛騨一位一刀彫の作品では、ドラゴンとスヌーピーがキスをしている作品や人力車を引いているスヌーピーなどを展示。スヌーピーでこま犬を表現した美濃焼や、三州鬼瓦の上で寝るスヌーピー、スヌーピーとチャーリーブラウンが透かし模様になった大阪欄間、スヌーピーとチャーリーブラウンを風神雷神に見立てた金箔(きんぱく)砂子の屏風(びょうぶ)など、67点を展示する。

 物販コーナーでは、九谷焼の図案にスヌーピーをあしらった九谷豆皿(1,365円)や和紙スヌーピー人形(5,250円~)、漆器のスプーン、蒔絵シール、錫器のタンブラーなど、同展限定グッズ約200アイテムを含む約800アイテムを販売する。

 開催時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。入場料は、一般=700円、大学生・高校生=500円、中学生以下無料。今月16日まで。

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