大阪川床「北浜テラス」、3度の実施を経て常設化実現

川床開き式典では宮司が船上から祈とうをして回った

川床開き式典では宮司が船上から祈とうをして回った

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 北浜エリアのテナントや建物オーナー、NPOなどから成る北浜水辺協議会は3月19日、「川床開き」の式典を行い、土佐堀川左岸の4店舗で大阪川床「北浜テラス」をオープンした。

十六夜北浜店のテラス席

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 北浜テラスは、2008年秋、2009年春の2度の実験を経て、昨年夏に開催された「水都大阪2009」のプログラムの一つとして実施。河川法では公的団体以外は占用の許可が下りなかったため、水都大阪2009実行委員会が許認可の窓口となって実施した。その後、河川法の規制緩和に伴い昨年11月、民間の任意団体としては初めて占用許可を受け、川床の常設化が実現。これにより3月下旬から12月末まで、ほぼ1年を通じて川床を楽しむことができるようになった。

 川床を設置するのは、これまで実施してきた泉州魚料理「十六夜北浜店」(大阪市中央区北浜1)、手打ちそば「てる坊」(同)、イタリア料理「OUI」(北浜2)の3店に新たにカフェ「MOTO COFFEE」(北浜2)が加わり、今年から4店舗になった。

 オープン初日は、少彦名神社で祈とうを行い、その後「ふれあいの岸辺」から宮司と協議会会員らが船に乗り込み、船上からテラス席を常設する4店舗へのおはらいをして回り、安全を祈願した。

 同協議会事務局担当者は「川床を大阪の水辺に春を告げる風物詩に育てていきたい」と意欲をみせる。

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