天六が舞台の短編ビデオ映画、主要キャスト決定でスチール撮影

映画の舞台となる天六にほど近い南森町のスタジオで、スチール撮影を行った

映画の舞台となる天六にほど近い南森町のスタジオで、スチール撮影を行った

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 大阪市北区の天神橋筋六丁目(通称=テンロク)を舞台にした短編ビデオ映画の主要キャストが決定し、5月22日、南森町のスタジオでメーンビジュアルなどに使用するスチール撮影が行われた。

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 主人公の「星合典子(通称=テンコ)」役を、テレビドラマやイベントなどで活躍する宇賀仁美さんが、テンコの父親「星合満」役を、梅田花月「花花寄席」や天満天神繁昌亭などにも出演する落語家・桂三風さんが、テンコがひと目ぼれをしてしまう謎の男「川嶋英司」役を、演出家・舞台監督なども手がける舞台俳優の山本拓平さんが演じる。

 「普段はボーッとしているのが好き」という宇賀さんは、同作品で初めての主役を務める。「力んでしまうと失敗することが多いので、テンションを上げつつもリラックスして頑張りたい」と話し、山本さんは「映像での芝居は初めて。『川嶋』のミステリアスさをうまく表現できれば」と意気込みを語る。

 撮影は、3人が並んだショットや個別のショット、小道具を持ったポーズなど約1時間にわたった。「川嶋」が「テンコ」に花束を渡すポーズで三風さんは「早くもジンときてしまった」と「父親」としての顔をのぞかせる。同作品の出演については「登場人物をすべて1人で演じる落語とは違い芝居には相手がいる。きちんと相手にせりふをつなげるようにしないと」と話す。

 同日、初めての顔合わせとなった3人。互いの第一印象について宇賀さんと山本さんが「(写真だけを見て)三風さんは怖いイメージがあったけれども、気さくな人で安心した」と話す通り、三風さんがムードメーカーとなり、和やかな雰囲気の中撮影が終了した。

 「テンロク・ムービー・プロジェクト」主宰の渡辺シンさんによると、「キャスト募集への応募は約40人。個性的で面白い人もたくさんいたので、ゲストやサブキャストとしての出演を交渉中」だという。

 今後はリハーサルなどを経た後、7月に天神橋筋界隈でロケを行い、2009年の完成を目指す。

互いの第一印象などを語る主要キャストの3人(関連画像)天六舞台に短編ビデオ「テンロクの恋人」制作へ(梅田経済新聞)映画 テンロクの恋人 公式サイトうがちゃん☆ブログ(宇賀仁美さんのブログ)さん風のたより(桂三風さん公式サイト)

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