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大阪環状線高架下でアート計画-「福島駅」は大阪芸大生が手掛ける

工事用仮囲いパネル

工事用仮囲いパネル

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 JR西日本グループが昨年度から取り組む「大阪環状線改造プロジェクト」の一つ「大阪環状線高架下アート計画」の一環で8月30日、福島駅の高架下アートが完成した。

「Bar(バル)」をテーマに制作されたアート

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 昨年3月に発表した「JR西日本グループ中期経営計画2017」で、「大阪環状線のブラッシュアップ」を掲げた同グループ。「大阪環状線改造プロジェクト」をスタートさせ、103系車両をモチーフにした外観の複合施設「ビエラ玉造」の開業や、駅構内、高架下商業施設の開発・リニューアル、駅のイメージに合わせた発車メロディーの導入などを手掛けてきた。

 同プロジェクトでは、「明るい、きれい、わかりやすい」をメーンコンセプトに駅の美装化改良を推進。地域住民や企業、学校などと連携し、鉄道施設の一部をアートスペースとして提供することで街の美観促進にも取り組む。順次進めてきた「高架下アート計画」は今夏、4駅の高架下で完成した。

 7月には、地元老人会が区内の清掃活動で落書き消去活動に取り組んだことをきっかけに、桜ノ宮駅の土留め壁に都島桜宮保育園の園児が描いた汽車が登場。桃谷駅では店舗開発までの期間、「列車と環状線の沿線風景」をテーマにした明るく楽しいデザインを工事用仮囲いパネルに施している。野田駅では、大阪芸術大学のOBらが中央卸売市場をイメージし高架橋柱をデザイン。福島駅は飲食エリアとして認知されていることから、大阪芸術大学の学生が店舗開発工事用仮囲いパネルに「バル」をイメージしたアートを施す。

 同プロジェクトでは9月28日、6月に登場したラッピング車両を専用貸し切り列車として運行し、天満音楽祭とコラボレーションして車内音楽ライブを行う環状線初の音楽列車「TEN-ONぐるKAN LIVE」を初開催するなど、さまざまな展開を用意する。

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