香港政府観光局が5月1日より、香港返還15周年を記念した「Best of the Best 香港フード・フェア」を関西の9ホテルで開催している。

　7月1日の香港返還15周年を記念し、東京と関西の21ホテルで開催する同フェア。関西では、ANAクラウンプラザホテル大阪、ザ・リッツ・カールトン大阪、ヒルトン大阪（以上、大阪市北区）、ホテル日航大阪（中央区）、ホテル日航関西空港（泉佐野市）、京都ホテルオークラ（京都市中京区）、ウェスティン都ホテル京都（東山区）、ホテルオークラ神戸、神戸クルーザーコンチェルト（以上、神戸市中央区）が参加する。

　ヒルトン大阪の中国料理「王朝」では、洋食の味付けを取り入れたヌーベルチャイニーズを提案。「漢方など日本で手に入らないものをそろえ、干しアワビやつぶ貝など、戻して使うと味わいがある魚介類も使っている」と古谷泰雄料理長。6月8日にはワインと香港ディナーのマリアージュを楽しむイベント（1万8,000円）なども開催する。香港フードフェアコース（ランチ＝5,800円、ディナー＝1万2,800円）は6月16日まで。

　ANAクラウンプラザホテル大阪の「花梨」では、フカヒレやアワビ（ディナーのみ）を使った本格香港料理（ランチ＝4,500円、ディナー＝1万2,000円）を提供。今月31日まで。ザ・リッツ・カールトン大阪の「香桃」では今月21日・22日、ザ・リッツ・カールトン香港の1つ星レストラン「天龍軒」からシェフを招き、中国琴を楽しみながら味わうスペシャルディナー（1万円～）を開く。

　今月8日に行われた記者発表会で、ホテルオークラ神戸「桃花林」の池田信次料理長は「三都で開催する初めてのイベント。つながりを大切に、香港で味わえるような料理を各シェフが工夫を凝らして用意している。関西を、香港を盛り上げて元気にしていきたい」と意気込む。