関西人のお買い物エリアナンバーワンは「キタ」-電通がレポート

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 電通関西支社(大阪市北区堂島2)は9月27日、関西人の生活意識・消費行動意識レポート「こんなんでました!イマドキの関西・関西人」を発表した。

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 同社が今年5月に、関西2府4県の12歳~64歳の男女を対象に行った、生活意識、買い物意識・行動、商業施設利用、流通サービス利用などについての調査をまとめたもので、一部データについては関東地区との比較も行われている。

 同レポートの「関西人の百貨店デパート・ショッピングモール商業施設利用実態」によると、関西の四大商業集積地(キタ、ミナミ、神戸、京都)における関西人の一年以内の利用状況では、百貨店・商業施設ともに「キタエリア」が5割弱、重複利用者では「キタとミナミ」の利用が高い結果となった。

 利用経験の有無について「キタ」に次ぐ順位は、百貨店利用では「ミナミ」「京都」「神戸」の順、商業施設利用では「ミナミ」「神戸」「京都」の順となっている。一方、いずれかの一年以内利用者を対象にした利用度ランキングでは、「キタとミナミ」が1位、以下2位「キタのみ」5位「キタと神戸」7位「キタとミナミと京都」8位「キタとミナミと神戸」9位「キタとミナミと神戸と京都」10位「キタと京都」と、キタエリア関連の回答が10位内に7項目を占め、多数の交通機関が乗り入れるアクセス面の優位性が反映された結果となっている。

 また、関西と関東を比較した「買い物に関する意識や行動」の項目では、関西は、関東に比べ「衝動買い」が低くなっていることから、財布のヒモの堅さがうかがえる半面、「良い品を安く買うために比較」「なるべく値引き特売の時に買う」「少しでも安い店を選ぶ」では関東を若干下回る、一般的なイメージとは異なる、意外性のある結果も見られた。

 関西人が最も利用しているキタで2011年に向けて続く商環境変化が、関西人の消費行動意識にどう作用していくか、今後の動向が注目される。

電通

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