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「扇町ミュージアムキューブ」が開館 次世代のアート発信拠点目指す

250席ある同施設最大規模の劇場「CUBE01」(画像提供:扇町ミュージアムキューブ)

250席ある同施設最大規模の劇場「CUBE01」(画像提供:扇町ミュージアムキューブ)

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 複合文化施設「扇町ミュージアムキューブ」(大阪市北区南扇町)が10月2日、開館した。運営はシアターワークショップ(東京都渋谷区)。

赤い壁と大きなガラス窓が特徴の外観

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 2003(平成15)年に閉業した小劇場「扇町ミュージアムスクエア」の志を継ぐ施設としてオープン。大阪市水道局扇町庁舎跡地に同日オープンした医療複合施設「i-Mall(アイモール)」北棟の1階から3階に入居する。3つの劇場と7つの多目的スペースを備えた「シアターコンプレックス」という位置付けで、次世代のアート発信拠点を目指す。

 2日に開催されたオープニングトークイベントでシアターワークショップの伊東正示社長は「公演するだけの場所にとどまらず創造の空間が集積するのが『シアターコンプレックス』というイメージ」と説明した。

 劇場は、収容人数の異なる3劇場を開設。席数は、「CUBE01」=250席、「CUBE02」=100席、「CUBE03」=50席。演劇や音楽、舞踊などの公演に対応する。多目的スペースは、展示会向けや、防音設備付き、会議室などをそろえる。1階には、観客やアーティストが交流できるコミュニティー・サロン「マチソワ」(会員制)を設ける。

 CUBE01では、今月5日から始まったこけら落とし公演「南河内万歳一座」の「まさか様のお告げ」を皮切りに、12月末まで関西ゆかりの8劇団による公演を予定する。CUBE02では、芸術家グループ「副産物産店」がものづくりの過程で生まれる廃材を組み合わせたアート作品を展示する。今月22日まで。CUBE03では、「扇町シネマ」としてミニシアター作品を定期的に上映する。

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