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阪神梅田本店のデパ地下「阪神食品館」がリニューアル 7年ぶり全館で営業

オープニングセレモニーの様子

オープニングセレモニーの様子

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 阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)地下1階「阪神食品館」が4月6日、リニューアルオープンした。7年間にわたる建て替え工事を終え、全館での営業が始まった。

来店客でにぎわう開店直後の店内

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 「洋菓子ワールド」「惣(そう)菜ワールド」「生鮮ワールド」「リカーワールド」「銘店ワールド」「和菓子ワールド」の6つのエリアで構成。地下街「ディアモール大阪」と接続する入口を1カ所新設した。

 「洋菓子ワールド」は、約100メートルの通路に12の新店を含む33店が出店。チーズとハチミツを使った焼き菓子の新ブランド「ドローリー」や西日本初出店でバターをふんだんに使った焼き菓子の「薫(かお)るバター サブリナ」は、オープン前から行列ができた。

 約50店舗が並ぶ「惣菜ワールド」は、和洋中のほかタイやベトナム、メキシコなどのエスニック料理もそろえる。デパ地下に出店する店の総菜の小分けパックや弁当を集めた「コンビニデリカ」コーナーを設け、時短で買い物ができるようにした。「生鮮ワールド」は明石(兵庫県)の漁港や富田林(大阪府)の生産者など近郊からの新鮮な食材を扱う。

 同百貨店の建て替え工事は、2014(平成26)年秋に開始。老朽化した「大阪神ビルディング」(1963年完工)と「新阪急ビル」(1962年完工)を一体化し、地下3階、地上38階の高層ビルを設けた。同百貨店は地下2階から地上9階に入居する。2018(平成30)年6月に東側の1期棟を、2021年10月に西側の2期棟を、それぞれオープン。食品館のリニューアルで、館内4フロアで展開する食関連の売り場は1万8000平方メートルになり、2014(平成26)年の改装前と比べ約38パーセント増えた。

 オープンに先立ち行われたセレモニーで阪急阪神百貨店の山口俊比古社長は「『食の阪神』に磨きをかけさらに進化させてきた。圧倒的な品ぞろえと専門性、にぎわいあふれる市場感を感じられる『日本一の王道デパ地下』ができた」とあいさつ。オープン直後に来店した堺市在住の女性は「週1回は菓子や総菜の買い物に来店する。親しみやすさを残しつつ、食品をより充実させてほしい」と話した。

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