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北新地のいちげん客お断りの小料理店がレトルトカレー直売所 「新たな名物に」

直売所の店頭に立つ井上準子ママ

直売所の店頭に立つ井上準子ママ

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 北新地のいちげん客お断りの小料理店「北新地 玉鬘(たまかずら)」(大阪市北区曽根崎新地1)が11月30日、店舗近くにレトルトカレー「北新地 玉鬘名物 バターカレー」の直売所(同)をオープンする。

名物のバターカレーをレトルトに

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 「北新地 玉鬘名物 バターカレー」は、1988(昭和63)年の創業時から「北新地 玉鬘」でお酒の締めの料理で提供していたカレーをレトルトで商品化したもの。店主の井上準子さんが初孫の誕生を記念し、2019年11月より販売する。「同じ材料で作っても、店で過ごした時間がないと、玉鬘の味にならない」というこだわりから、いちげん客お断りの店舗のみで販売したため、「日本で一番購入の難しいレトルトカレー」として話題となった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同店は1年以上休業していたが、レトルトカレーを販売する催事「レトルトカレーミュージアム」やリピート客への通販で、現在は累計1万個以上販売したという。今回、「北新地の新たな名物」を目指し、手軽に購入できる直売所のオープンを決めた。

 直売所で販売するのは、「北新地 玉鬘名物 バターカレー」(1,080円)のほか、「あっさりした甘さが、お酒を飲んだ後の酔い覚ましにお薦め」(井上さん)という和歌山県の茶園「玉林園」のソフトクリーム「グリーンソフト」(300円)も販売する。

 井上さんは「初孫を記念して作ったレトルトカレーに助けられ、コロナ禍の休業を乗り越えることができた。国産よつ葉バターをふんだんに入れ、化学調味料を使わず無添加にこだわった。プレゼントや土産にも利用してほしい」と話す。

 営業時間は18時~23時。土曜・日曜・祝日定休。

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