梅田周辺でまち歩き-「大阪あそ歩」で茶屋町・老松町・天神橋コース

10月に行われた天神橋コースの様子

10月に行われた天神橋コースの様子

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 10月17日から始まったまち歩きイベント「大阪あそ歩(ぼ)」で11月、茶屋町、老松町、天神橋を歩くコースが実施される。

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 「大阪あそ歩」は、昨年10月に発足した大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会が運営する「まち歩き」「まち遊び」イベント。今秋は、大阪市内で68コースのまち歩きと、8つのまち遊びを開催。それぞれ地元で活動するガイドが案内役を務める。

 11月5日・27日には、茶屋町・中津を歩く「蕪村が流浪った菜の花道~月は東に 日は西に~」を実施。江戸時代~明治初年ごろまでは一面菜の花畑だったという茶屋町は、大阪生まれの俳人で画家・与謝蕪村の「菜の花や 月は東に 日は西に」の舞台でもあり、江戸時代後期~明治中期にかけては鶴乃茶屋や萩乃茶屋などの名物茶屋が並びにぎわっていた大阪の一大行楽地。同コースは大阪の歴史に触れながら歩くコースとなっており、5月と11月にしか開館しないという私立美術館「南蛮文化館」の特別拝観も付く。

 11月14日は、老松町を歩く「古美術のまち、老松町めぐり~国宝級の逸品からモダンアートまで~」を開催。昨年国指定重要文化財に指定された淀屋橋、大江橋からスタートし、古美術店や画廊約70店が立ち並ぶ美術商の街・老松町で、店主による「美術とはどういうものか」などのレクチャーを予定する。

 同29日は天神橋を歩く「東風が吹き、梅の花が匂うまち天神橋~時代を超える天神信仰~」を開催。日本三大祭の一つ・天神祭と学業の神様で知られる大阪天満宮を中心に、日本一長い商店街「天神橋筋商店街」での試食も楽しめるコースだという。

 これまでの参加者については、「シニア世代が多いが学生の参加も多い。10~80代と参加者の幅は広い」と大阪あそ歩アシスタント・プロデューサーの陸奥賢さん。「みんな住んでいる街や勤めている『自分の街』を意外と知らない。いつもの通勤ルートの筋を1本変えるだけで新しい発見があることがうけている」。今秋は68コースだが、「これから市内で300コースに増やし、マップ作成やガイド育成もしていきたい」とも。

 所要時間は各コース2~3時間。参加費は、茶屋町コース=1,500円、老松町・天神橋コース=1,000円。各コースとも事前の申し込みが必要。

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