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JR大阪駅で小学生が駅員体験 みどりの窓口で発券業務も

みどりの窓口で発券業務

みどりの窓口で発券業務

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 JR大阪駅で3月27日、小学生を対象にした職業体験イベント「大阪ステーションシティ キッズウィーク」企画の一環として6人の子どもたちが駅員一日体験を行った。

ベッドが膨らむ「起床装置」

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 大阪ターミナルビルでは、駅や映画館など多くの機能が集まる大阪ステーションシティについて理解を深めてもらうため、2013年から職業体験イベントを展開している。過去2回は夏休み期間中に実施してきたが、昨夏、10人の募集枠に290人が応募するなど好評だったことを受け、今年は春休みにも募集することにした。今回は6人の枠に80人の応募があった。

 この日は、京阪神エリアから集まった小学3~5年生が参加。駅員の制服に着替えた後、駅の内勤室で構内禁煙のお知らせなどを読み上げる駅内放送を体験した。一日に86万人以上が利用するJR大阪駅で実際に放送されるとあってどの子も緊張の面持ちだったが、無事に大役を終えると安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

 その後も、内勤室のモニターを使った迷子捜しゲームや、実際に駅員が使っている「起床装置」体験、みどりの窓口で予約発券システム「マルス」を使った発券業務などを体験し、子どもたちも大いに満足した様子。最後に大阪駅のJR期10代目の銕尾(てつお)秀樹駅長が修了証書を授与し、スタッフ一同と記念の集合写真を撮って一日体験を終えた。

 参加した坂本匠くん(11)は「切符の発券が一番面白かった。放送も文章が長くて緊張したけれど、かまずに言えたからよかった。電車関係の仕事に就きたいと思っているので、将来が待ち遠しい」と話す。

 同社企画部企画・広報グループの久保苑子さんは「春休みの良い思い出にしてほしい。職業選択の上で一つのきっかけになれば」と期待を寄せる。

 職業体験は今夏も開催する方向で検討中。募集は大阪ステーションシティのホームページ内で告知し、全国から応募できる。

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