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「大阪アジアン映画祭」 アカデミー賞各国代表作品含む53作品上映

日本初上映の「シティ・オブ・ウインド」 ©  Aurora Films, Guru Media, Uma Pedra No Sapato, Volya Films

日本初上映の「シティ・オブ・ウインド」 © Aurora Films, Guru Media, Uma Pedra No Sapato, Volya Films

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 「第19回大阪アジアン映画祭」が3月1日~10日、ABCホール(大阪市福島区福島1)、シネ・リーブル梅田(北区大淀中1)、T・ジョイ梅田(梅田1)、大阪中之島美術館(中之島4)で開幕する。

アカデミー国際長編映画賞フィリピン代表の「行方不明」

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 2005(平成17)年に「韓国エンタテイメント映画祭」として始まった同イベント。「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに、映画評論家の暉峻(てるおか)創三さんをプログラミング・ディレクターに招き、世界初上映13作品を含む、21の国と地域の53作品を上映する(スペシャル・オープニング作品、クロージング作品を除く)。

 コンペティション部門では、13作品が「グランプリ(最優秀作品賞)」や「来るべき才能賞」などを競う。世界初上映4作品は、亡き父のにおいと近年なくなっていく映画館を探す17歳の少女の旅を描く「においが眠るまで」や吉田浩太監督自らの生活保護経験を鑑みて、矛盾した生活保護の在り方を描くヒューマンドラマ「スノードロップ」など。シャーマンの少年の恋と成長を描いた青春ドラマ「シティ・オブ・ウインド」(モンゴル)や口がない青年がトラウマと闘うアニメーション映画「行方不明」(フィリピン)など、アカデミー国際長編映画賞の各国代表作品も出そろう。

 2020年に新設された「特別注視部門」では、テロ組織と捜査当局の戦いを描くアクション映画「ジャカルタ13爆弾」や歌手、ファン・ヨルが出演する短編ヒューマンドラマ「同行」など8作品がラインアップ。神戸女学院大学文学部英文学科の学生が字幕翻訳を手がけたバングラデシュ映画「リキシャ・ガール」を特別上映する。中之島美術館では、幼い頃震災で父親を亡くした少年が主人公のヒューマンドラマ「彼方(かなた)の家族」や映画監督に憧れ自主映画を撮り続ける大学生の奮闘を描いた「アスク・フォー・ザ・ムーン」など7作品を無料上映する。

 観覧料は一般=1,300円(中之島美術館のみ1,000円)、22歳以下=500円(当日券)。3月10日まで。

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