夜パフェ専門店「アイスは別腹 中崎町店」（大阪市北区中崎西4）が4月25日、オープンした。

フォトスポットで撮影できるパフェ

　当時、大学4回生だった岡本拓也さんと直也さんの双子の兄弟が2021年11月、兵庫・姫路にオープンした夜パフェ専門店。新型コロナ禍をきっかけにホームページや動画制作を始めた兄・拓也さんがSNSで集客を、管理栄養士の資格を持つ弟・直也さんがメニューの監修をそれぞれ担当。オープン前から20～30代の若年層や家族連れを中心にSNSで話題となり、1日最高780個販売した日もあるという。今回、中崎町に2店目を出店する。

　店内は、ライトグレーの壁と木目を基調にしたシンプルな内装で、ドライフラワーやロゴが入った鏡を設置したパフェの撮影スポットを複数設ける。店舗面積は約34平方メートル。

　メニューは約30種類で、テイクアウトのみで販売。透明なカップの底にコーンフレークを敷き、あっさりとした食べ口のソフトクリームを絞った上にトッピングをのせる。看板メニューは、カスタードクリームの表面を焦がした「クレームブリュレ」（630円）。イチゴを花びら状に盛り付けた「国産いちご」（720円）やもち米を使ったもなかと白玉をのせる「宇治抹茶」（650円）、「さつまいもモンブラン」（680円）などをそろえる。

　コーヒー風味の「カルーアミルク」やチョコレート風味の「モーツァルト」などリキュールソースをかけた「大人の深酔いパフェ」（各780円）のほか、「カラフルチョコ」（420円）や「チョコクッキー」（460円）など小さめサイズの「こどもあいす」などを用意。昨年8月、姫路にオープンしたカヌレ専門店「別腹カヌレ」で販売しているカヌレの詰め合わせ（6個入り、756円）も販売する。

　拓也さんは「姫路店では、男性客や年配客の利用も多い。ゴールデンウイーク明けには、中崎町店限定パフェを販売する予定」と話す。直也さんは「新型コロナ禍で落ち込む地元や学生を盛り上げたいと思ったことが起業のきっかけ。夜まで営業しているカフェが少ない中崎町で、『締めパフェ』需要も獲得できれば」と意気込む。

　営業時間は16時～23時（土曜・日曜は13時から）。月曜定休。