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中崎町のギャラリーで「石」テーマに展覧会 石の作品を通して、アートの裾野を広げる

今年で7年目となる石をテーマにした展覧会「石フェス!」

今年で7年目となる石をテーマにした展覧会「石フェス!」

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 石をテーマにした展覧会「石フェス!」が9月1日から大阪市内で開催されている。3日には、中崎町にあるアートギャラリー「アトリエ三月」(大阪市北区中崎西4)でも始まった。

繊細な作業が伴うクオリティーが高い作品も

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 石をテーマにした展覧会「石フェス!」は、2015(平成27)年に始まり今年で7年目。実行委員長の原康浩さんによる「石を見て楽しめる人は、アートも楽しめるはず。身近にある石の作品を通して、アートの裾野を広げられたら」という思いから始まった。展覧会は石好きの間で評判を呼び、各地から来場者が訪れ、多い年は1000人の来場があった。原さんは「ただの石ころ一つに思いをはせる想像力を持つことは、この世界をより豊かにする一助になる」と話す。

 今年は、「アトリエ三月」をはじめ、「JITSUZAISEI」(東成区大今里4)、「ssud(スッド)」(城東区古市3)の3会場で開催。今年の作品のラインアップについて、原さんは「クオリティーが高く、バリエーションも豊かな作品が集まった」と満足げに話す。

 「アトリエ三月」の1階では、「石で温める」をタイトルに、アクセサリーや雑貨、オブジェなど日常に寄り添った8人の作品が並ぶ。「アトリエ三月」の2階と「JITSUZAISEI」では、3年ぶりとなる公募展「躓(つまづ)く石も縁の端」を開催。「石をテーマにした作品であれば何でも良い」と審査を設けず、美術品や工芸品、イラストまで幅広いジャンル9人の作品が集まった。

 原さんは「アートになると『分からない』という人も、石が分からない人はいない。人々の好奇心を揺さぶり、想像力をより豊かにする手助けができれば」と話す。

 アトリエ三月の開催時間は15時~19時(土曜・日曜・祝日は13時~)。水曜・木曜は休廊。「石フェス!」は今月14日まで。

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