阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)8階催場で5月16日、沖縄のグルメと工芸を集めた物産展「阪神のめんそーれ沖縄 味と技展」が始まった。
40年以上前から毎年恒例で行っている同展。グルメは46店、工芸は22店。今年は、「今までと違った角度から沖縄の良さを提案したい」(催事担当の大田勝彦さん)と、沖縄の方言で塩を指す「マース」を取り上げる。300年以上前から手作業で作っているという「石垣の塩」や「シママース」などを使った料理を提供する。
「やっぱりステーキ」では、透明なカップに入れてかわいらしく仕上げた「肉パフェ」(501円)を、「石垣の塩」をかけて提供。そのほか、豊見城市の塩「ヨネマース」を使った「ゴーヤーチャンプルー」(441円)や「宮古島の雪塩」を使った「パパイヤ鶏からあげ塩ミルクタレ」(378円)などもある。
アイスクリーム店「ブルーシール」では、同店限定でちんすこうをかけたシーサーをトッピングしたソフトクリームに「石垣の塩」をかけて楽しむ「シーサーちんすこう付ソフトクリームwithマース」(432円)を販売する。「石垣の塩」を作る東郷得秀さんは「きれいな海で作った石垣島の塩を、大阪の方々にもぜひ味わってほしい」と話す。
黄色を基調に装飾した会場は、沖縄の伝統工芸「琉球びんがた」の柄で飾り付け、沖縄の民謡を流して現地の雰囲気を演出。会場内のイートインスペースでは、買った食材と合わせて泡盛や地ビールを楽しめる。
大田さんは「沖縄の塩を使ったできたての食材を、沖縄に来たつもりになって楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日は16時まで)。今月22日まで。