「履き古した靴」を募集-国立国際美術館・展覧会の作品の一部に

塩田千春《DNAからの対話》 2004年 靴、糸
日本美術技術センター(クラクフ、ポーランド)での展示風景
©Chiharu Shiota 写真クレジット:Sunhi Mang

塩田千春《DNAからの対話》 2004年 靴、糸 日本美術技術センター(クラクフ、ポーランド)での展示風景 ©Chiharu Shiota 写真クレジット:Sunhi Mang

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 国立国際美術館(大阪市北区中之島4、TEL 06-6447-4680)は、展示に使用するための「履き古した靴」を募集している。

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 「靴」は革靴、サンダル、草履(ぞうり)、子ども用のものなど種類は問わず、片方のみでも良い。履いていた時期、場所、思い出などのエピソードを添えて、同館まで持参する。集まった「靴」はエピソードとともに、7月1日から始まる「塩田千春 精神の呼吸」展の中で作品の一部として使用される。

 現代美術作家の塩田千春さんは、1972年生まれで大阪府岸和田市出身。現在はドイツ・ベルリンに拠点を置き、国内外で個展やグループ展を行っている。今年2月には、「作品において、自らの不安の中に身を置き、独創的なオブジェや自らの肉体を使って表現する独自の芸術性が国内外で高く評価され、今後のさらなる飛躍も期待できる」ことから、大阪市が授与する「咲くやこの花賞(美術部門)」を受賞している。

 同展は、「日本初紹介」となる「靴」の作品のほか、窓やベッドを用いたインスタレーションで構成され、写真家の石内都さんと宮本隆司さんらの作品も紹介する。

 「靴」の募集締め切りは6月15日。展示期間は7月1日~9月15日。

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