西梅田で「打ち水プロジェクト」-近隣企業OLも浴衣で参加

ブリーゼブリーゼ北側で行われた打ち水の様子

ブリーゼブリーゼ北側で行われた打ち水の様子

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 ブリーゼタワー(大阪市北区梅田)、ハービスOSAKA(同)、大阪市北区曽根崎連合、環境省で構成する「西梅田 打ち水プロジェクト」が7月24日、ブリーゼタワー、ハービスOSAKA間の道路で打ち水を行った。

ハービスOSAKA側にも多くの参加者が

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 同プロジェクトは、「環境配慮型街づくり」をコンセプトに今年6月発足。東京のオフィス街である大丸有(大手町、丸の内、有楽町)で2005年から毎年実施されている「打ち水プロジェクト」と連携し、東京のプロジェクト主催の一員であるサンケイビルがハービスOSAKAに声を掛けプロジェクトが実現した。

 当日は、テナントや周辺企業のオフィスワーカーや一般参加者、約400人が浴衣で参加。18時から始まったイベントでは、実行委員長らが「昔は親から言われて家の前で水をまいた。来年以降も打ち水を続けていって西梅田が良くなれば。楽しく打ち水をしていってほしい」などとあいさつ。ブリーゼブリーゼ内に店舗を構えるユナイテッドアローズからはスタッフが同店の浴衣を着用して登壇し、「男性は特にきっちり着たほうが涼しげに見える」と浴衣着用のポイントを解説した。

 その後、参加者らはおけと柄杓(ひしゃく)を手に打ち水を開始。ろ過した雨水約300リットルをまいた。会場では測定器による測定を行い、開始時に30.4度あった気温は打ち水終了後には29.2度に下がったと発表された。

 同プロジェクト担当者は「日本の文化を見直すとエコなことがたくさんある。風呂の残り湯で打ち水をして気温を下げたり、浴衣も代々着ることができて最後には糸をほどいて手ぬぐいや雑巾にしたり…。日本の文化からエコを見直してもらうきっかけになれば」と話す。

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