肥後橋に紅茶教室-ティーライフ・コーディネーターの元OLが独立開業

少人数制の和気あいあいとしたレッスン。写真中央が納多さん。

少人数制の和気あいあいとしたレッスン。写真中央が納多さん。

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 地下鉄四ツ橋線肥後橋駅近くに昨年12月、ティーライフ・コーディネーターの納多寿惠子(のだすえこ)さんが紅茶教室「アトリエ希果」(大阪市中央区道修町4、TEL 06-6226-0800)を開いた。

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 納多さんがティーインストラクターに興味を持ったのは約5年前。中小企業の事務職に就いていた納多さんは、年々責任の重い仕事を任され「ストレスが溜りがちだったので何かを始めたい」と思い、紅茶教室に通い始めた。数多くある紅茶教室から納多さんが選んだのは、兵庫県・西宮にある「Suciela Tea(スシーラティ)」。

Suciela Tea代表の吉田直子さんは、紅茶を学ぶため単身でイギリスに渡り、50年以上紅茶とコーヒーに関わるビジネスをしてきたエドワードブラマーさんが運営する「ブラマー紅茶珈琲博物館」で働きながら紅茶を学んだ。納多さんは、吉田さんの実績とテキストの充実ぶり、年2回イギリスとスリランカへの紅茶研修旅行を含んだレッスンの内容と、何よりも「楽しく紅茶を飲む」というコンセプトに引かれたという。

 その後数々のコースを修了しティーライフ・コーディネーターの資格を得た納多さんは昨年3月から、OLをしながら大阪・北浜のアンソリットギャルリー&カフェバー「フレイムハウス」で月1回の出張紅茶教室を始めた。その後、「紅茶教室を本職にしたい」という思いが高まり、44歳で会社を辞め「やれるとしたら今しかない。自分の人生をもう一度頑張ってみたい」と、唯一の「Suciela Tea」認定校として「アトリエ希果」を立ち上げた。

 「アトリエ希果」は少人数制のレッスンで、おいしい紅茶のいれ方などの「入門コース」から、「資格取得コース」まで幅広く教えている。受講している40代の女性は「毎日紅茶をいれて飲むのが習慣になった。いろいろな種類の紅茶があることを教えてもらい、選択できる楽しさを教えてもらった」と話している。

 納多さんは紅茶のほかにもテーブルコーディネートやフラワーアレンジメント、マナーなどにも詳しい。教室では自身がOL時代から集めていた食器などを用い、高価な食器と安価な食器を交えたコーディネートや、季節やテーマに沿ったテーブルコーディネート、フラワー装飾などの内容も盛り込んで教えているという。

 納多さんは「普段の生活の中に紅茶を取り入れることによって、楽しい毎日を過ごしてもらえれば。生活に潤いが出てきたらいいな。紅茶が楽しいと言ってもらえるととてもうれしい」と話している。

レッスン内容に合わせて用意するお菓子(関連画像)アトリエ希果アンソリットギャルリー&カフェバー フレイムハウス北浜のアンティークカフェバーで絵はんこ教室(梅田経済新聞)

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