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ギャレ大阪跡「エキマルシェ大阪」、82店出店決まる-10月末開業

「エキマルシェ大阪」外観イメージ

「エキマルシェ大阪」外観イメージ

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 ジェイアール西日本デイリーサービスネット(兵庫県尼崎市)は8月9日、ギャレ大阪本館跡地に開業する「エキマルシェ大阪」の出店店舗と、開業日が10月31日に決定したと発表した。

館内イメージ

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 JR西日本駅構内でコンビニや土産店を展開する同社が運営する同施設。JR西日本エリア最大の駅ナカ商業施設として開業し、今後の駅ナカビジネスの重要プロジェクトと位置付ける。同施設の開業により、大阪駅開発プロジェクトの全ての施設が完成する。

 開業を前にアンケートを実施した同社。「駅なのに楽しい・快適・ちょっと幸せがほしいという潜在意識が見られ、それを提供したらほかには負けない」(同社取締役カンパニー開発部長の石田宏輝さん)と、同施設では新たなデーリーニーズの創造を目指すという。通過点だった駅を「時間を無駄にしない施設」と感じてもらえるよう、「楽しさや発見がいくつもある『大人のみちくさ』」をコンセプトに据えた。

 店舗面積は約4500平方メートルで、82店が出店。食・物販グルメゾーンの「Marche's Kitchen」、飲食ゾーン「Marche's Cafe & Dining」、コスメ・雑貨ゾーン「Marche's Style」、レディス衣料品と雑貨を集積した「ALBi」、サービス店舗の「Marche's Support」の5つのゾーンを設ける。

 「Marche's Kitchen」には、東京・代々木発祥で注文ごとにライブ調理する「野菜を食べるカレー camp」や、お茶漬け専門店「だし茶漬け えん」、「神戸居留地 美侑」の2号店、焼きたてみかさや「みかさバーガー」などを提供する「ぷらす餡」、いかりスーパーをパートナーに生鮮食品を扱う約100坪の直営スーパー「デリ フェスタ」、「とんかつ まい泉」の洋総菜店「ターブル ドゥース」などが出店。世界各国のドライフルーツやナッツ、塩、オリーブなどをそろえる「ファーイースト バザール」や、人気ブーランジェリー「パンデュース」の「デ トゥット パンデュース」など、バラエティーに富んだ店舗構成にした。

 「Marche's Cafe & Dining」には、ガストロ酒場「ガブリッチ」や仙台の牛タン専門店「牛たん炭焼 利久」、辛子明太子で有名な「やまや」のもつ鍋店「博多もつ鍋 やまや」、「がんこ」の回転ずしなどが出店。「Marche's Style」には、ギリシャのナチュラルコスメブランド「アピヴィータ」、アクセサリー「リント」などが出店する。「ALBi」には、「KBF」のアナザーライン「KBF+」、ポイントの服飾雑貨「マリカ フリッカー」、「レモンツリー」の姉妹ブランド「ピンク レモンツリー」、ヨーロッパで買い付けたアクセサリーを販売する「a8.(アヤ)」などを集めた。

 設備やサービスでは、同施設の開業にあたり新改札口「エキマルシェ大阪口」を新設。駅改札と直結させる。トイレ環境はドレッサーや高級ミラーを設置するなど女性を意識し、館内にはショッピングの合間に休めるレストスペースも設ける。ポイントカードも導入し、ほぼ全店で「ICOCA」が利用できる。

 発表会に出席した「デ トゥット パンデュース」の米山雅彦シェフは「今回の出店は人生で一番悩んだが『本気でパンを焼いている店が欲しい』という思いに応えたいと思った。小さな店が開業を目指す若い人の夢になり、今までに知らなかった人にも喜んでもらえたら」と意気込む。

 投資額は約52億円。初年度1年間の売り上げは約70億円を目標に据える。

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