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「大阪アジアン映画祭」開催迫る-新たにコンペティション部門創設

未公開のアジア映画最新作を集めた「大阪アジアン映画祭2011」

未公開のアジア映画最新作を集めた「大阪アジアン映画祭2011」

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 「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに掲げる「大阪アジアン映画祭2011」が3月5日~13日、「ABCホール」(大阪市福島区福島、TEL 06-6451-6573)をメーン会場に開催される。

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 6回目を迎える今年もアジア映画評論の第一人者・暉峻創三(てるおかそうぞう)プログラミング・ディレクターが作品をセレクト。今年は「特別招待作品部門」「コンペティション部門」「特集企画」の3部門で構成する。

 特別招待作品部門では、話題の最新作11本が登場。同部門オープニングには、キム・ギヨン監督のサスペンス「下女」をリメークした話題作、イム・サンス監督の「ハウスメイド」(韓国)が9日に日本で初上映され、同監督をゲストに迎えオープニングセレモニーを開催。世界初上映となるジョニー・トー監督のラブコメディー「単身男女」(香港)の11日の上映前には、来日ゲストが一斉に登壇するウエルカム・セレモニーが行われる。13日のクロージングでは、インド・メキシコ・アメリカの合作「カイト」を日本初上映。「ラスベガスからメキシコへの逃避行を描いたもので、インドのカーアクション、ロマンス、ダンスが盛り込まれたエンターテインメント作品がようやく日本上陸。今のインド映画が分かる作品」と実行委員会事務局の三原さん。

 新設されたコンペティション部門では、2009年以降に製作され、今月20日の段階で日本未公開のアジア映画から10本を正式出品作品として上映。映画監督の行定勲さんを審査委員長に、審査委員に韓国の映画監督・脚本家のキム・デウさん、映画評論家のミルクマン斉藤さんを招き、「グランプリ」「来るべき才能賞」などを決める。

 作品は、昨年タイで興行収入一番を記録し、韓流(はんりゅう)ドラマにはまった女性と偶然出会った男性のロマンチック・ラブコメディーを描いた「アンニョン!君の名は」や、女優・桃井かおりさん主演のラトビア・香港合作映画「雨夜 香港コンフィデンシャル」、F4のヴィック・チョウさんらが主演を務め、滋賀県でも撮影を行った台湾在住の日本人監督・北村豊晴さんの長編デビュー作「一万年愛してる」など。発表と表彰は13日のクロージング・セレモニーで行われる。

 特集企画では、「東京人間喜劇」でシネ・ドライヴ2010大賞、「歓待」で昨年の東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞を受賞し、その後も海外の多数の映画祭から正式招待が決まっている深田晃司監督を特集。「おおさかシネマフェスティバル2011」「アジアン・ミーティング大阪」などの関連イベントも行い、期間中50本の作品を上映する。

 料金は、前売り=1,000円、当日=1,200円。チケットぴあなどで発売中。11日・12日上映の「一万年愛してる」は完売。サブ会場はシネ・ヌーヴォ(西区)、プラネット・スタジオ・プラス・ワン(北区中崎町)。

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