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南森町のカフェ、「賄い自慢コンテスト」で優勝-バイト応援サイト主催

左から看板スタッフの本郷さん、西口店長、平野料理長

左から看板スタッフの本郷さん、西口店長、平野料理長

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 アルバイトスタッフ応援サイト「ワクラボ@タウン」が主催するコンテスト「まんぷくまかない自慢」の授賞式が1月25日、優勝したカジュアルレストラン「NOSTRA(ノストラ)」(大阪市北区菅原町、TEL 06-6311-2560)で行われた。

優勝した賄いの「ナシゴレン」

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 ノーザンライツ(東天満2)が運営する同サイト。これまでに「いらっしゃいませ」の掛け声を競う「いらっしゃいませコンテスト」、ユニホーム姿を競う「WORKSTYLE COLLECTION」を開催し、今回はその第3弾。同社のインターンシップ生が運営にチャレンジした。

 同企画では、インターンシップ生3人が10月上旬から参加店舗を募集。看板アルバイトスタッフがおすすめの賄いを紹介するもので、集まった16店舗をサイトで紹介し一般投票を募り、1月初旬に投票を締め切った。

 優勝したのは147票を獲得した「ノストラ」の本郷万さんが紹介する「ナシゴレン」。メニューとしても14時以降に提供する料理(850円)で、店長の西口孝浩さんが前職のインドネシア料理店で習得した自慢の一品。コンテストの話があった時、西口店長は「バイトでルックスもいいスタッフもいるし、賄いでナシゴレンを出すところはあまりないだろうと即決した」と話す。

 看板スタッフとして賄いを紹介した本郷さんは「雑誌のおしゃれなカフェ特集で見たこの店で働きたいと思った。その時、募集はなかったが、後日アルバイト募集の張り紙が出ていたのですぐに応募した」と振り返る。「1年10カ月働き、僕に合っている。天職」と話すほどの愛着を持つが、店長の推薦には「スタッフで一番若いからですかね。選ばれて光栄」と謙虚な姿勢をみせる。

 賄いについては、「いつも手が込んでいるので飽きない」と本郷さん。西口店長は「いっぱい食べてくれるからうれしい」と話す。今回の受賞に西口店長は「本郷くん、よくやったな」、本郷さんは「普段こんなにおいしいまかないを食べさせてくれてありがとうございます」と、終始職場の人間関係の良さを感じさせた。

 運営に携わった京都工芸繊維大学3年生の井上由梨香さんは「初めは手探りの状態からのスタートだったため失敗の連続だったが、インターンシップ生の仲間や社員の方々に支えていただくことで乗り越えることができた。ぼんやりとしていた『働く』というイメージを明確にすることができ、貴重な体験ができてうれしく思う」と話す。

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