阪急うめだ本店で「暮らしの蘭フェア」-全国から一堂に、「花男子」登場も

日本全国から200種類以上の蘭を集めた

日本全国から200種類以上の蘭を集めた

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 阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階祝祭広場で1月9日、インテリアにランを提案する「幸せを運ぶ 暮らしの蘭フェア」が始まった。

9日に行われたフローリスト・日坂明宏さんのデモンストレーション

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 古くは奈良時代に唐から渡来し、鎌倉時代には栽培も始まった東洋ラン。江戸時代中期には全盛を極め、日本独特の古典園芸として受け継がれている。洋ランは明治時代に渡来し、現在、日本は世界でも有数の洋ラン生産国といわれている。

 同店では、「昔からお正月にはランと松の組み合わせが多かった。冬のインテリアフラワーとして気軽に取り込んでいただければ」(文具・趣味雑貨営業部の前田修さん)と同フェアを企画。日本全国の産地から200種類以上の鉢植えのランを集めた。気軽に購入できるよう低価格で販売する。

 会場では、高さ20センチ程度の小さなコチョウラン(1,300円)から大輪のついたコチョウラン7本立ち(4万5,000円)まで、幅広いランを扱う。色が暗く花びらが厚いものやドット柄のコチョウラン、シンビジウム、さまざまな色のエピデンドラム、カトレアなど、多様な品種のランが並ぶ。「一輪ずつ模様が違うのがランの面白さ」と、愛知県に2カ所の農場を持つリーフの清水好生さん。現在では年中ランが手に入るが、「1月から春先に咲くランが一番きれい」とも。同社では、気軽に手土産にできるよう、パッケージ入りのミニコチョウラン「花てばこ」(2,000円)を展開している。

 今月12日、11時と18時からは「花男子」によるフラワーデモンストレーションを開催。「花男子」は、花の生産量日本一を誇る愛知県・東三河地域の生産者や卸業者、生花店で働く若手の男性で構成するプロジェクト。花を贈る文化を根付かせたいと全国で音楽に合わせたフラワーパフォーマンスを繰り広げている。当日は即興で作ったブーケを来場者にプレゼントする企画なども予定する。

 同14日17時からは、「NHK 趣味の園芸」などにも出演し、トミーの愛称で親しまれている園芸家・富山昌克さんのトークショーを開催。難しいイメージのあるランの手入れのポイントや花の咲かせ方などをレクチャーするという。

 開催時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。今月15日まで。

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