大阪府が御堂筋のイチョウをイルミネーション装飾する「御堂筋イルミネーション」が12月11日、始まった。

本道と側道の間の緑地帯にもイルミネーションを施した

　昨年、初の本格実施となった同イルミネーション。実施区間は淀屋橋～北久宝寺3丁目交差点間で、今年は中央大通の南側200メートルを延長した約1.4キロでの実施となった。同事業の費用の半分は寄付金で賄うといい、今年は11月30日現在で9,754万2,887円の寄付金が集まっている。

　11日に「OSAKA光のルネサンス2010」と合同で行った点灯式に出席した橋下徹大阪府知事は、「市が東西で開催する光のルネサンスは質もレベルも高くなってきた。この質をキープするのは大変なことだと思う。そして南北は府。光のクロスを作っているところは世界でもあまりない。一致団結して、世界の中で5本の指に入る大阪にしたい」などとあいさつした。

　淀屋橋～中央大通間のイチョウには、昨年同様イエローの光の列柱をメーンに装飾。一部エリアでは、星くずのように輝く装飾を施した「星くずエリア」や、5色に輝く「シンボルツリー」も設置した。中央大通以南は、実験エリアとしてカラフルな列柱をランダムに配置している。イルミネーションにはLEDを使用し、1日の電気代は8,000円程度。使用する電力のうち8,400キロワット時は太陽光発電による「グリーン電力」を使用、残りの電力量は「大阪市施設等からのCO2排出削減量（国内クレジット制度）」を活用することでカーボンオフセットを行う。

　御堂筋沿いには、ハートを重ねたオブジェやイルミネーションを施したベンチなど、複数の記念撮影スポットを用意。周辺ビルもライトアップに協力するほか、飲食店ではイベント限定メニューやサービスなどを用意し、イルミネーションを盛り上げる。

　点灯時間は17時ごろ～23時。2011年1月16日まで。