関西大学、天神橋筋商店街に研究・社会連携拠点をオープン

地域研究拠点「楽歳天三」と地域連携拠点「楽市楽座」の広さは合わせて約15坪

地域研究拠点「楽歳天三」と地域連携拠点「楽市楽座」の広さは合わせて約15坪

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 関西大学(吹田市)は7月9日、天神橋筋商店街3丁目(大阪市北区天神橋)に研究・社会連携の拠点となるリサーチ・アトリエ「楽歳(らくさい)天三・楽市楽座」を開設した。

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 関大と天神橋筋商店連合会は2007年12月、双方の発展と充実を目的とする連携協定を結んでいる。商店街の空き店舗を活用した同拠点は、文部科学省の支援事業に採択された関大の研究プロジェクト「社会的信頼システム創生センター」が設立したもの。

 主に地域研究を目的とする「楽歳天三」は、立地を生かし商店街の通行量や店舗の変化、回遊状況の分析や、地域交流の実態を調査し地域活性化のモデルを開発・実践するなどさまざまなアクションリサーチを行う。

 社会連携を展開する「楽市楽座」では、同商店街にとどまらず大学をハブとする地域間交流の場として学・地・産にわたる幅広い連携活動を目指す。関大の学生が街を案内する「町街人(まちがいど)」や大阪天満宮の「天満天神花娘」としてのボランティアなどこれまでに行ってきた地域活動以外にも、商店街でのフィールドワークや課外活動の発表の場としても活用する。

 初日のオープニングセレモニーで楠見晴重学長は「天神橋筋商店街を活性化し、大阪を盛り上げたい。研究成果を通し大阪以外の商店街の活性化にも寄与できれば」とあいさつ。同連合会からは1914(大正3)年に制作・印刷された大阪の古地図のレプリカが寄贈された。

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