デジタル一眼レフカメラで撮影した映画、中崎町のミニシアターで上映

デジタル一眼レフカメラで撮影した映画「ひきこもりの詩」のワンシーン

デジタル一眼レフカメラで撮影した映画「ひきこもりの詩」のワンシーン

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 自主映画専門のミニシアター「天劇キネマトロン」(大阪市北区中崎西1、TEL 06-6940-7224)で1月15日から、デジタル一眼レフカメラの動画撮影機能を使って撮影した映画の上映会が開かれる。

撮影風景

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 上映作品は、自称・ひきこもりの主人公が自己との対話により問題を解決していく「ひきこもりの詩」、高校時代の同級生を思い続けて大人になりきれない主人公を描いた「思い出は桜色」の2作品でいずれも監督は山口雅和さん。機材はニコンD90を使い2008年末~2009年に続けて制作。今回が初めての上映となる。

 2007年に劇場公開された「或る探偵の証明」を20分の追加撮影・再編集した完成版も同時上映する。完成版では「主人公の心の動きと全体の背景を分かりやすくし、ロケ地が中崎町だと分かるカットを増やした」(山口さん)。

 制作集団「和楽」の代表で、骨董カフェ「和み屋」(浮田町1)を経営する山口さんは、1997年から短編映画や自主企画を手がけている。現在はデジタルハリウッド大学院にも在籍し、戦国時代の傭兵(ようへい)集団・雑賀衆をテーマにした時代劇「SAIKA 雑賀の孫市」の企画・制作を進めている。

 デジタル一眼レフでの映画撮影について、山口さんは「ビデオカメラでできなかったフィルムとほぼ同じような撮影方法ができ、質感などの仕上がりも商業映画で使われるフィルムに肉薄している」といい、「フィルムカメラのように高額な費用はかからないので、個人が映画を作るようになりまちおこしにつながれば」と話す。

 同館はカフェバーも併設し、映画が好きな人らも多く集まることから、「映画を見て気に入っていただければスタッフや役者に気軽に声をかけて。お酒でも飲みながら話ができれば」とも。

 上映時間は20時~(16日=16時~・19時~、17日=18時~・20時~)。入場料は1,000円。今月21日まで。

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