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大阪中之島美術館で「カール・ヴァルザー」展 全作品が日本初公開

日常的な画題を優美に描きつつも謎めいた雰囲気を持つ初期の絵画作品

日常的な画題を優美に描きつつも謎めいた雰囲気を持つ初期の絵画作品

 展覧会「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー」が7月4日、大阪中之島美術館(大阪市北区中之島4)4階展示室で始まった。

京都の祇園祭や鴨川納涼床を描いた油彩画

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 カール・ヴァルザーは、20世紀前半に活躍したスイス人美術家。画家からキャリアを始め、舞台美術家として舞台装置や衣装のほか、書籍の挿絵や室内装飾、壁画なども手がけた。同展は、ヴァルザーの日本初の回顧展として4月に東京で開催し、大阪は2会場目。全ての作品は日本初公開作品で、絵画や素描、版画など創作活動の軌跡をたどる約150品を展示する。

 展示は、「絵画と素描」「日本滞在」「挿絵と装幀(そうてい)」「舞台美術」の4章で構成する。「日本滞在」では、1908(明治41)年に日本を旅したヴァルザーが東京や京都、宮津などで見た歌舞伎や祭など日本の風俗や風景を描いた水彩画や油彩画を展示する。「挿絵と装幀」では、ヴァルザーの弟のローベルト・ヴァルザーやヘルマン・ヘッセなどの作家による書籍の表紙や挿絵を手がけた作品を紹介する。

 同展を企画した学芸員の清原佐知子さんは「ヴァルザーは生前にベルリンやスイスで成功し、人気を集めた画家であったが、戦争による混乱で忘れられていった。近年、母国のスイスで再評価され始めている。絵画制作にとどまらない多才な活躍、関西との知られざる縁などが見どころ」と話す。

 開催時間は10時~17時(8月28日、9月4日・11日・18日~27日は20時まで)。月曜(7月20日、8月10日・24日以降は開館)、7月21日休館。9月27日まで。

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