梅田でDVテーマにトークイベント-「ザ・ボディ・ショップ」新店オープンで

会場からの質問に答える片山三喜子さん(写真左)と、小藤弘美さん(同中央)、佐藤由衣さん(同右)

会場からの質問に答える片山三喜子さん(写真左)と、小藤弘美さん(同中央)、佐藤由衣さん(同右)

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 「ザ・ボディショップ」を展開するイオンフォレスト(東京都千代田区)は8月6日、ヒルトン大阪でDV(ドメスティックバイオレンス)問題についてのトークイベント「だまってないで、話してみよう」を開催した。同JR大阪駅店(JR大阪駅セントラルコート内)のオープンを記念したもの。

トークゲストの片山三喜子さん

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 会場には、20~30代の女性を中心に約100人が来場。第1部のトークゲストとして、関西テレビ放送の元・アナウンサーで、現・宣伝部マネージャーの片山三喜子(さきこ)さんを迎えた。片山さんはアナウンサー時代に報道取材を通じDV問題に関わってきた経歴を持ち、日本DV防止・情報センター運営委員も務める。トークでは「DVとは何を指すのか」「被害女性の心理」などについて解説し、「(DV被害者が被害を)告白するのは勇気のいること。非難したり疑ったりせず、ただ聞いて受け止めてあげることが解決への第一歩。皆さんを含め周囲の人がDVについての正しい知識を持つ世の中になってほしい」と訴えた。

 続く第2部では、大阪市立大学医学部看護学科4回生の小藤(ことう)弘美さん、神戸市看護大学2回生の佐藤由衣さんを交えたパネルディスカッションを行った。小藤さんは、友人のDV体験の話を通じて若い女性に対する暴力問題に関心を持ち、現在「医療の中でのデートDV解決への支援」をテーマにした卒業論文に取り組んでいる。

 片山さんは「若い世代にDV問題に取り組む人材が育っていることが頼もしい」と語り、「(活動を)続けていくことが大事。自分も続けようというパワーをもらった」と締めくくった。

 ザ・ボディショップ全店では、8月1日から実施している「ストップ・バイオレンス・イン・ザ・ホームキャンペーン」で、「ともだちリップ『シア リップケアスティックデュオ』」(1,050円)を限定販売している。商品1個につき100円が国内のDV被害者支援活動に充てられる。

 同ブランドCSR担当の藤田紀久子さんは「日本にはまだまだ必要な取り組み。長い目で見て価値のある取り組みを行っていきたい」としたうえで、「新店のスタッフにも自覚を持ってもらうきっかけになれば」と話す。

 JR大阪駅店のオープンは今月8日。

第1部でDVについて解説する片山さん(関連画像)ザ・ボディショップがメークアップイベント-なんばCITYフェアの一環で(なんば経済新聞)四条河原町に「ザ・ボディショップ」-環境に配慮したデザイン採用(烏丸経済新聞)ザ・ボディショップDV防止・情報センター

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